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海洋汚染の調査

 海上保安庁海洋情報部では、海洋環境の現状を把握するため定期的に測量船等により海水及び海底堆積物を採取し、 それに含まれる汚染物質の分析・測定・報告までを一貫して実施しています。
 調査結果は、重金属・油分等の海洋汚染物質(海洋汚染調査)と人工放射性物質(放射能調査)とで分かれております。

環境汚染物質分析

海洋汚染調査

 東京湾、伊勢湾、大阪湾などの内湾域から外洋域にかけて、海水及び海底堆積物を採取し、油分、PCB、重金属、有機スズ化合物などの調査を実施しています。  

●海洋汚染調査の調査結果と概要
放射性核種分析

放射能調査

日本近海及び日本海・オホーツク海等の海水及び海底堆積物について、核廃棄物の海洋投棄及び核実験などの影響により生じる人工放射性物質の調査を実施しています。
 また、米国原子力艦が寄港する横須賀港(神奈川県)、佐世保港(長崎県)、金武中城港(沖縄県)において放射能定期調査を実施しています。
●放射能調査の調査結果と概要

採水・採泥方法

調査の方法

これらの調査では、多量の海水や海底の泥を採取するため、特殊な機器を測量船からワイヤーで降して採取しています。
●測量船を使用した試料採取の様子[PDF 52KB]
●採水器及び採泥器の紹介

船上から海底堆積物を採取

その他

 海上保安庁が平成14年度(2002年度)に実施した東京湾の海底堆積物中のPOPsの調査の概要と結果
※POPs (Persistent Organic Pollutants 残留性有機汚染物質…PCB、ダイオキシン等)
●東京湾のPOPs調査について