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マルチビーム測深機

マルチビーム測深機とは

 船底に装備した送受波機から海底に向け音波を扇状に発射し、
反射した音波を捉えることで広範囲に海底地形を把握します。
 水深の約5倍の幅で水深を測定することができます。



〇動画はこちら(約15MB、約30秒)






3種類のマルチビームの紹介

〇深海用

 測深範囲:1000~11000m





〇中深海用

 測深範囲:50~2000m





〇浅海用

 測深範囲:0~250m





測深方法の変遷

海の深さはどうやって測る?(測深方法)
 明治、大正時代は、計測の度に船を止めて、ロープの先に付けた錘鉛(おもり)を海中に下ろして水深を測っていました。深い海を測るときなどは、おもりが横方向に流され海底に届かないことも多く、とても苦労しましたが、日本水路史によると昭和2年にはグァム島南西方190Mで9918メートルの測深に成功したと記されています。
 大正時代後期から音波を使って水深を測る研究が始まり、昭和10年には初めて音波を使用して測った水深が海図へ採用されました。
 音波(シングルビーム)による測深では船の真下の水深しか測れませんでしたが、その後さらに開発が進み、昭和50年代後半からは、海底を広範囲に測量できる音波(マルチビーム)による測深が可能となりました。現在はこの測量方法が主流となっています。
(※日本水路史:1970年,日本水路協会発行)

錘鉛(おもり)による測深 音波(シングルビーム)による測深 音波(マルチビーム)による測深