海域火山データベース 海上保安庁海洋情報部
口永良部島 Kuchinoerabujima



■位置
緯度 経度 標高 点名 出典
30°26' 36'' 130°13' 02'' 657m 古岳(標高点) 日本活火山総覧(第4版)

■火山の概要
日本周辺海域火山通覧より
火山名 概位 海図 概要
口永良部島 30°27'N
130°13'E
海の基本図
63531,6353 1-S
数個の成層火山体からなる.東部は古岳(30°26.6'N,130°13.0'E,657m),新岳(640m,SiO2 61%)などの安山岩の成層火山からなる.有史後の噴火は新岳である.火口付近2カ所で噴気が認められる(1991年3月).
中ノ曽根・上ノ瀬 30°17'N
130°09'E
中ノ曽根(水深151m)は口永良部島南西方約16kmにあり,上ノ瀬(水深53m)はさらに13kmほど南西に位置する.それぞれの比高は400〜500mの堆地形である.両者は400m等深線で連結する.第四紀火山と推定.
日本火山学会発行第四紀火山カタログより 火山名が完全に一致する場合のみ表示
火山名 別名 概要 火山地形 年代
古岳 溶岩流 SC, LF K-Ah火山灰(6.3 ka)より古い
三角山・他 溶岩流 SC
新岳 溶岩流 (SC), LF
番屋ケ峰 溶岩流 SC, LF
火山地形略記号の説明
LF:溶岩流 SC:火砕丘 CA:カルデラ SC:成層火山(急斜面) SL:成層火山(緩斜面) LC:溶岩丘 LD:溶岩ドーム MA:マール PF:火砕流台地 MK:火山岩頚 RP:火山性裾野・扇状地

■有史以来の概略活動記録
日本周辺海域火山通覧及び海域火山データベース活動記録より抜粋
火山名 年月日 活動記録
口永良部島 1841年(天保12年) 新岳噴火.
口永良部島 1980年(昭和55年)9月28日 水蒸気爆発.
口永良部島 1987年(昭和62年)8月20日 噴煙認める.
口永良部島 2014年(平成26年)8月3日 新岳噴火.

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海底地形図 鳥瞰図1 鳥瞰図2 地質構造図 地磁気異常図 重力異常図


■活動写真 海上保安庁撮影の写真は出典を明記してご利用ください.海上保安庁以外の機関等により撮影された写真の無断転載を禁じます.
口永良部島
2014/ 8/10 14:43


新岳遠景

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 8/10 14:44


新岳

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 8/10 14:42


新岳西側斜面

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 8/10 14:44


口永良部漁港の変色水域

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 8/10 14:43


ニシマザキ付近の変色水域

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 8/10 14:41


古岳南側海岸線の変色水域。

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 8/ 6 10:47


新岳(奥)と古岳(手前)

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 8/ 6 10:57


新岳遠景

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 8/ 6 10:56


新岳火口南西側

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 8/ 6 10:47


新岳火口南西

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 8/ 6 10:48


新岳火口

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 8/ 6 10:42


古岳南東及び東側海岸線の変色水域。

第十管区海上保安本部 撮影
2014/ 5/27 13:27


新岳(右前)及び古岳(左奥)

海上保安庁 撮影
2014/ 5/27 13:21


新岳火口の白色噴気

海上保安庁 撮影
2014/ 5/27 13:21


ニシマザキ付近の変色水域

海上保安庁 撮影
2014/ 1/27 12:52


古岳火口及び白色噴気.

海上保安庁 撮影
2014/ 1/27 12:50


新岳火口の白色噴気

海上保安庁 撮影
2014/ 1/27 12:44


ニシマザキ付近の変色水域

海上保安庁 撮影
2014/ 1/27 12:50


口永良部島港内の変色水域

海上保安庁 撮影
2012/ 2/11 12:10-12:20


新岳から多量の噴気、古岳火口から僅かな噴気

海上保安庁 撮影
2011/ 6/ 9 11:26-11:43


「ニシマザキ」南側に極薄い乳白色の変色水

第十管区海上保安本部 撮影
2011/ 1/14 11:47-11:55


新岳火口から白色噴煙

第十管区海上保安本部 撮影
2008/10/25 10:58


新岳火口及び付近から白色噴煙.

第十管区海上保安本部 撮影
2008/ 2/ 5 11:14


古岳火口及び新岳火口での噴煙

海上保安庁 撮影
2008/ 1/19 14:32


古岳火口僅かの噴煙

海上保安庁 撮影
2007/11/30 11:04


新岳火口内からの噴煙を東北東方から見る

海上保安庁 撮影
2007/ 8/23 11:17


新岳火口内の僅かな噴気

海上保安庁 撮影
2006/10/ 7 11:57-12:14


新岳及び古岳

海上保安庁 撮影
2005/ 7/19


新岳及び古岳を西方から見る

第十管区海上保安本部 撮影
2005/ 5/25 11:16


新岳火口

第十管区海上保安本部 撮影
2005/ 2/23 11:13


新岳火口

第十管区海上保安本部 撮影
2003/10/20


手前から新岳及び割れ目火口、古岳を北西から見る

海上保安庁 撮影
>2003/10/20


口永良部島全景を北西から見る。火口に向かって右の島の西側海岸には変色水が見られる。

海上保安庁 撮影

■写真 海上保安庁撮影の写真は出典を明記してご利用ください.海上保安庁以外の機関等により撮影された写真の無断転載を禁じます.
2014/5/27 09:37 2014/1/28 10:40 2002/11/18 11:25 2002/11/18 11:25

新岳

海上保安庁 撮影

古岳(上側)及び新岳(下側)

海上保安庁 撮影

古岳

海上保安庁 撮影

新岳

海上保安庁 撮影


■「口永良部島」活動記録
年月日 時間 記事 観測機関
2014/ 7/25 12:06-12:17 ニシマザキからニシマザキの南南東へ約1,000mの間の海岸線に沿って、幅約200mで黄緑色の変色水域が分布している。なお、新岳及び古岳の火口内は、雲のため調査出来ず。 第十管区海上保安本部
2014/ 5/27 09:30-09:57
13:20-13:30
新岳火口内に白色の噴気を、古岳火口内に数カ所の白色の噴気を確認した。割れ目噴火火口には噴気・噴煙を認めなかった。熱計測の結果、新岳火口内に93.5℃を確認した。古岳火口内の噴気を上げている箇所で33.8℃であった。新岳火口から北東方向へ約500mにある高地(標高約640m)の斜面に、周囲の温度(約19〜21℃)と比較して高温である36.9℃の場所を認めた。ニシマザキからニシマザキの南南東へ約1,000mの間の海岸線に沿って黄緑色の幅約250mの変色水域が分布しているのを確認した。 海上保安庁
2014/ 1/28 熱計測の結果、特異事象なし. 海上保安庁
2014/ 1/27 ニシマザキ南側約1,000mの海岸線付近に長さ約500mに渡って薄い青白色の変色水域が分布している.新岳火口及び古岳火口内に白色の噴気を認めた.新岳の割れ目火口には噴気等の特異事象認めず. 海上保安庁
2013/11/15 11:24-11:35 新岳火口から噴気、水蒸気を確認した。 第十管区海上保安本部
2013/ 7/30 11:55-12:08 山頂付近は雲のため、調査できず。 第十管区海上保安本部
2012/ 2/11 11:00-11:10
12:10-12:20
新岳から多量の噴気、古岳火口から僅かな噴気をそれぞれ視認した。また、ニシマザキ南側海岸付近に薄青色、寝侍から後鏡にかけて薄褐色、薄青色の変色水をそれぞれ視認した。 海上保安庁
2011/9/5 11:31-11:40 新岳・古岳山頂部分は雲により十分に視認できず。島の南側「ニシマザキ」南側に極薄い乳白色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2011/6/9 11:26-11:43
13:06-13:17
新岳・古岳山頂部分は雲により視認できず。島の南側「ニシマザキ」南側に極薄い乳白色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2011/1/14 11:47-11:55 古岳火口内から筋状の白色噴煙数本を視認した。新岳火口から白色噴煙を視認した。島周辺に変色水を認めず 第十管区海上保安本部
2010/9/22 11:21-11:35
13:19-13:22
口永良部漁港〜ニシマザキ付近に薄褐色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2010/5/13 11:14-11:17
12:24-12:27
新岳火口から白色の噴気を視認した。また、古岳火口に噴気等を認めず。島の周囲に変色水を認めず。 第十管区海上保安本部
2010/1/26 11:26-11:45 新岳火口内および火口周辺から白色の噴気を視認した。また、古岳火口内から僅かな噴気を視認した。口永良部漁港からニシマザキ付近に薄褐色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2009/12/8 15:10-15:20 口永良部漁港付近からニシマザキ南側海岸付近にかけては褐色・乳白色及び草瀬鼻北方の海岸において青白色の変色水を視認した。また、新岳火口付近から噴気を視認した。なお、古岳火口からの噴気を視認せず。 海上保安庁
2009/11/26 15:09-15:18 新岳火口から白色の噴煙が出ているのを視認した。島の周囲で変色水を認めず。 第十管区海上保安本部
2009/4/27 10:24-10:42 新岳火口から白色の火山ガスが噴出しているのを視認した。 また、古岳火口から少量の白色の火山ガスが噴出しているのを視認した。なお、島の周囲に変色水を認めず。 第十管区海上保安本部
2009/2/4,5 4日
13:02-15:18
5日
10:41-11:03
同島漁港付近からニシマザキ南側海岸付近にかけて褐色・乳白色の変色水を視認した。また、新岳火口南側壁面付近からほぼ水平的な噴気、新岳と古岳の間の割れ目からの噴気、古岳火口から僅かな噴気を視認した。 海上保安庁
2008/11/13 11:04-11:09 島周辺海域に変色水を認めず。また、新岳火口から白色の噴気を視認した。古岳火口に噴気を認めず。 第十管区海上保安本部
2008/10/27 13:36-13:40 新岳火口からの噴気の有無についての確認はできなかった。 第十管区海上保安本部
2008/2/5 古岳火口内及び新岳火口で噴気を視認した。 第十管区海上保安本部
2008/1/19 古岳火口内及び新岳火口で噴気を視認した。 第十管区海上保安本部
2007/12/6 古岳火口内及び新岳火口内で噴気を視認した。 第十管区海上保安本部
2007/11/30 11:01-11:06 古岳及び新岳火口で噴気を視認した。 第十管区海上保安本部
2007/8/23 11:15-11:19 古岳火口内北西側火口壁にわずかな噴気を視認した。また、新岳火口内からもわずかな噴気を視認した。 海上保安庁
2007/8/22 14:16-14:17 ニシマザキ南側海岸に変色水を認めず。新岳火口内にわずかな噴気を視認した。 海上保安庁
2007/3/13 11:32-11:36 新岳火口から白色の噴気が上がっているのを視認した。 また、中央南岸の御島埼南部に淡青色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2006/10/7 11:57-12:14 古岳、新岳、割れ目火口に特段の異常は認められなかった。 口永良部漁港内とニシマザキに薄い黄緑色の変色水が認められた。 海上保安庁
2006/5/25 11:40-11:47 古岳火口直近の南側斜面にごく弱い水蒸気を視認した。火口底には泥水がたまっており、火口壁には水蒸気を認めず。新岳では噴気孔部分は硫黄析出のため黄色を呈していたが、強い水蒸気は認めず。1980年(一部1945年)の割れ目での水蒸気は認めず。口之永良部島港の新岳溶岩側の部分とニシマザキ南側海岸で薄緑色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2006/3/15 11:12-11:18 古岳火口西側に白色の噴気を視認した。新岳に噴気を認めず。同島中央南岸のミシマザキ南部に青白色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2005/9/27 11:24-11:31 島中央南岸の御島埼南部に青白色変色水が西側へ角状に広がっているのを視認した。古岳及び新岳に噴気を認めず。 第十管区海上保安本部
2005/2/23 島の南西岸や港内の一部で薄い緑色変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2004/11/10 10:44-10:47 変色水を認めず。新岳及び古岳山頂、及び付近に噴煙等を認めず。 海上保安庁
2004/3/8 15:05-15:25 古岳火口の西側に一箇所白色の噴気を視認した。同島中央南岸の御島埼南部に黄緑色変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2003/10/20 新岳や古岳山頂付近に水蒸気や噴煙は認めず。同島南西側の海岸には西方向へ長さ約500m幅約300mのごく薄い黄緑色変色水を認めた。 海上保安庁
2002/11/18 11:20-11:30 11:20-11:30 新岳及び古岳火口からは噴気・噴煙は認められない。また、新岳から北東に延びる裂け目火口にも噴気・噴煙は認められなかった。 熱計測の結果、新岳火口北西外縁に最高温度30.4℃(未補正)の高温場所を認めた。海岸線付近には変色水は認められない。 海上保安庁
2001/9/26 口永良部島港の南部にある御島埼付近の海岸線から南西方向に伸びる幅約200m長さ300mの薄青白色の変色水域を観測した。 山頂の火口及びその付近に噴気・噴煙及び異常な高温域はなし。 海上保安庁
2001/9/25 口永良部島港の南部にある御島埼付近の海岸線に沿って幅約300m長さ700mの薄青白色の変色水域を観測した。山頂の火口及びその付近に噴気・噴煙及び異常な高温域はなし。 海上保安庁
2000/9/5 古岳の南西岸付近に黄緑色の変色水域を観測した。火口付近に噴煙等なし。 海上保安庁
1999/11/17 古岳の山腹の中央付近にある黄色変色部の1ヶ所から水蒸気状の白い噴気を観測した。また新岳では火口内南側側壁の数ヶ所から水蒸気状の白い小さい噴気を観測した。熱計測の結果顕著な高温域なし。 海上保安庁
1998/11/19 御島埼南岸の海岸付近に薄緑色の変色水を認めた。また古岳火口より水蒸気状の噴気を認めた。温度計測の結果異常な高温域は観測されなかった。 海上保安庁
1998/11/18 前日の観測時と大きな変化なし。 海上保安庁
1998/11/17 御島埼南岸の海岸付近に薄緑色の変色水を認めた。また古岳火口より水蒸気状の噴気を認めた。 海上保安庁
1997/8/19 新岳火口の少量の白色噴気あり。亀ヶ浦と長瀬の間に薄い緑色変色水、口永良部港に薄い黄緑色変色水、御島埼に黄緑色変色水が古岳の南岸に薄い茶褐色変色水(一部濃い)を観測した。 海上保安庁
1997/8/18 新岳火口の少量の白色噴気あり。亀ヶ浦と長瀬の間に薄い緑色変色水、口永良部港に薄い黄緑色変色水、御島埼に黄緑色変色水が古岳の南岸に薄い茶褐色変色水(一部濃い)を観測した。 海上保安庁
1997/2/14 古岳火口の内側にに少量の白い筋状の噴気を確認。 向江浜と御島埼の間に薄い緑色の変色水御島埼の南に薄い緑色の変色水を観測した。 海上保安庁
1997/2/13 新岳火口の内側から少量の白色の筋状の噴気、古岳火口の内側にに少量の白い筋状の噴気を確認。向江浜と御島埼の間に薄い緑色の変色水御島埼の南に薄い緑色の変色水が認められた。 海上保安庁
1995/8/27 山頂付近は雲に覆われていたが、雲の切れ間から新岳火口の内側に小量の白色噴気が認められた。周辺海域において御島埼、御島埼の南南東約2.5 km 付近及びナゲシ南東約 0.5 km付近に薄い茶褐色変色水を、向江浜及び古岳の南西の海岸沖に薄い緑色変色水をそれぞれ観測した。 海上保安庁
1994/
8/17,18,19
古岳火口に少量の白色噴気が認められた。
御島埼の南南東に薄い黄緑色変色水,古岳南南東の海岸及び城ヶ鼻の南西に薄い緑色変色水、寝待南東及び南西にそれぞれ薄い茶褐色、黄褐色変色水が分布しているのを認めた。
海上保安庁
1994/5/27 1980年の噴火によって生じた新岳の割れ目には水溜まりが認められた。同じ割れ目の一部と古岳火口とに小量の白色噴気が認められた。 御島埼の南方約2.5km付近に薄い緑色変色水が、ナゲシの南南東約0.5km付近に茶褐色変色水(工事の影響の可能性あり)がそれぞれ認められた。 海上保安庁
1993/1/22 古岳火口内の西側には白色噴気が、新岳火口内の東側には少量白色噴気が認められた。御島埼の南東約1km及び3kmの海岸付近にはそれぞれ薄い黄緑色変色水が認められた。 海上保安庁
1992/2/13 変色水なし。新岳山頂の一箇所から白色の噴気が発生していた。 海上保安庁
1991/3/12 変色水なし。火口付近2箇所で噴気を認めた。 海上保安庁
1990/3/8 変色水を認めず。火口付近1箇所で白い噴煙が出ていた。 海上保安庁







鳥瞰図および平面図作成に使用したデータのうち、陸域部分のデータについては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである.(承認番号 平15総使、第159号)