海域火山データベース 海上保安庁海洋情報部
諏訪之瀬島 Suwanosejima



■位置
緯度 経度 標高 点名 出典
29° 38' 18'' 129° 42' 50'' 796m 御岳 日本活火山総覧(第4版)

■火山の概要
日本周辺海域火山通覧より
火山名 概位 海図 概要
諏訪之瀬島 29°38'N,129°43'E 長径8km,短径5kmの成層火山(SiO2 55〜60%)である.海底からの比高は約1,400mである.御岳(29°38.3'N,129°42.8'E,標高799m)には2個の火口がある.ともに有史後も噴火し溶岩(複輝石安山岩)を流出した. 諏訪之瀬島周辺の磁気異常の波長は短い.火山島基底部の磁性は弱く,磁化強度4.6A/mである."
悪石島 29°28'N,129°36'E 諏訪之瀬島南西方17kmにある長径4km,短径2kmの火山島(標高584m)である.周辺の平坦な海底からの比高は約1,300mである.かんらん石含有複輝石安山岩からなる二重の成層火山の外輪山をもち,中央火口丘として御岳円頂丘がある.円頂丘の周囲及び海岸線に爆発火口跡がある.火山島基底の磁性は弱い.1988年10月の観測によると,火口底は若干の草木が認められ,最近活動していないことが推定される. なお悪石島南西約15kmに比高500〜600mの海丘(カッパ曽根,水深177m)がある.これも第四紀火山と推定."
日本火山学会発行第四紀火山カタログより 火山名が完全に一致する場合のみ表示
火山名 別名 概要 火山地形 年代
御岳 溶岩流 スコリア SC, PC
根上岳 溶岩流 スコリア SC
富立岳 溶岩流 スコリア SC  
火山地形略記号の説明
LF:溶岩流 SC:火砕丘 CA:カルデラ SC:成層火山(急斜面) SL:成層火山(緩斜面) LC:溶岩丘 LD:溶岩ドーム MA:マール PF:火砕流台地 MK:火山岩頚 RP:火山性裾野・扇状地

■有史以来の概略活動記録
日本周辺海域火山通覧及び海域火山データベース活動記録より抜粋
火山名 年月日 活動記録
諏訪之瀬島 1813年(文化10年 噴火.溶岩流海に達する.住民全員避難,1883年(明治16年)まで無人島.
諏訪之瀬島< 1884年(明治17年) 噴火.溶岩流海に達する.
諏訪之瀬島 1925年(大正14年)5月13日 噴火.溶岩流出.
諏訪之瀬島 1938年(昭和13年) "3月11日噴火.以降もしばしば噴火.1988年4月の噴火では2,000mに達する噴煙が観測されている."
諏訪之瀬島 1991年(平成3年)3月 火口付近に少量の噴気.
諏訪之瀬島 1992年(平成4年) 2月噴火.島内降灰.10月の噴火では赤熱噴石.以降断続的に1997年4月まで噴火.1994年12月の噴火では火映が見られる
諏訪之瀬島 1999年(平成11年)1月 噴火.降灰確認.
諏訪之瀬島 2000年(平成12年)12月 噴火.多量の降灰.新火口出現,その後もしばしば噴火.
諏訪之瀬島 2002年(平成14年)8月 "噴火.1,500mに達する噴煙が観測される."

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海底地形図 鳥瞰図1 鳥瞰図2 地質構造図 地磁気異常図 重力異常図



■活動写真 海上保安庁撮影の写真は出典を明記してご利用ください.海上保安庁以外の機関等により撮影された写真の無断転載を禁じます.
諏訪之瀬島
2012/11/30
10:20-10:26


作地鼻北側海岸付近

海上保安庁 撮影
2012/ 2/11
11:35-11:42


御岳火口から白色の噴気

海上保安庁 撮影
2011/ 6/ 9
12:12-12:25 12:43-12:45


東岸に変色水

第十管区海上保安本部 撮影
2011/ 1/14
12:20-12:36 12:47-12:51


御岳火口内から白色噴煙

第十管区海上保安本部 撮影
2010/ 1/26
12:24-12:45


御岳火口内から白色噴煙

第十管区海上保安本部 撮影
2008/ 2/ 5
11:51


御岳火口からの噴煙と東部海岸線付近の変色水

海上保安庁 撮影
2007/11/30 11:33


御岳火口からの噴煙を北西方から見る

海上保安庁 撮影
2007/ 5/17 10:30


御岳火口を南東から撮影

第十管区海上保安本部 撮影
2006/10/07 11:17


御岳火口の灰白色噴煙

海上保安庁 撮影
2005/ 5/25 12:07


御岳火口を北東方から見る

第十管区海上保安本部 撮影
2004/ 2/23 15:20


噴火口から白煙が上昇している

第十管区海上保安本部 撮影
2004/ 2/23 15:20


火口の白煙の状況

第十管区海上保安本部 撮影
2003/10/20


御岳火口

海上保安庁 撮影
2003/10/20


御岳火口を東方より見る

海上保安庁 撮影
2001/ 9/25


御岳火口を東方から見る

海上保安庁 撮影
悪石島
2012/11/30 10:30-10:35


ハヨームネ・ガンコツ南側海岸付近

海上保安庁 撮影
2012/ 2/10 11:50-11:55


ノンゼ埼付近

海上保安庁 撮影
2011/ 1/14 12:38-12:45


やすら浜港内に薄い緑色変色水

第十管区海上保安本 撮影
2008/ 2/ 5 12:00


悪石島東岸

海上保安庁 撮影
2007/11/30 11:45


悪石島東岸の変色水を南東方から見る

海上保安庁 撮影
2001/ 9/25


悪石島の東海岸の変色水

海上保安庁 撮影
2001/09/25


悪石島の北海岸の変色水

海上保安庁 撮影
2001/09/25


悪石島を南方より見る

海上保安庁 撮影

■写真 海上保安庁撮影の写真は出典を明記してご利用ください.海上保安庁以外の機関等により撮影された写真の無断転載を禁じます.
諏訪之瀬島 悪石島
2001/ 9/25 14:20


海上保安庁 撮影
2002/11/18 12:12


海上保安庁 撮影


■「諏訪之瀬島」活動記録
年月日 時間 記事 観測機関
2012/11/30 1020-1026 御岳西側海岸付近に僅かな薄緑色の変色水を視認した。作地鼻北側海岸及び富立岳南側海岸に茶褐色、薄緑色の変色水を視認した。なお、山頂は雲のため視認できず。 海上保安庁
2012/ 2/11

2012/02/10
1135-1142、
1200-1206
御岳火口から白色の噴気を視認した。
また、西港内及び付近、富立岳南側海岸付近、作地鼻海岸付近にそれぞれ乳白色の変色水を視認した。
海上保安庁
2011/ 9/ 5 1208-1210 御岳山頂部分は雲により視認できず。
島の東側に乳白色から薄茶褐色の変色水を視認した。
第十管区海上保安本部
2011/ 8/ 1 15:17-15:20 御岳火口内からの噴煙等及び変色水は認めず。 第十管区海上保安本部
2011/ 6/ 9 12:12-12:25,
12:43-12:45
御岳山頂部分は雲のため視認できず。
島の東側に乳白色、茶褐色の変色水を視認した。
第十管区海上保安本部
2011/ 1/14 12:20-12:36,
12:47-12:51
御岳火口内から白色噴煙、赤色溶岩を視認した。
島周辺に変色水を認めず。
第十管区海上保安本部
2007/12/16   御岳火口から白色の噴煙を視認した。 第十管区海上保安本部
2007/11/30 11:32-11:34 御岳火口から白色の噴煙を視認した。 第十管区海上保安本部
2007/ 5/17 10:28-10:31 御岳火口から白煙のあがっているのを視認した。 第十管区海上保安本部
2007/ 3/13 10:50-11:02 御岳火口から噴煙が上がっているのを視認した。また、南東岸の切石港と作地鼻の中間部及び東岸の作地鼻から北岸にかけて乳白色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2006/10/ 7 10:46-11:19 御岳北東火口では、灰白色の噴煙が認められた。南西火口内には水がたまっていた。 作地鼻から北側海岸の一部にごく少量でうすい茶褐色の変色水を視認した。 海上保安庁
2006/ 5/25 12:25-12:33 御岳火口は白煙で満たされていたが噴出を認めず。集落西側の港に変色水は認めず。東側の作地鼻から北側の富立にかけての海岸一帯に薄緑色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2006/ 3/20 12:05-12:15 御岳火口から白色の噴煙が出ているのを視認した。 第十管区海上保安本部
2006/ 3/15 11:55-12:10 御岳火口から灰色の噴煙が上がっているのを視認した。同島南東岸の切石港と作地鼻の中間部に茶褐色の変色水を視認した。また、東岸の作地鼻から北岸のどくろ瀬にかけて乳白色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2006/ 1/22 10:35 御岳火口から白煙がわずかに立ち上っているのを視認した。 第十管区海上保安本部
2006/ 1/10 15:32 御岳火口から高度約1,500mまで噴煙が上がり、その後南に流されているのを視認した。なお、15分程度で噴煙は治まった。 第十管区海上保安本部
2005/ 9/27 12:27-12:43 御岳火口から白色の噴気が立ち上っているのを視認した。島の南東岸の切石港と作地鼻の中間から作地鼻にかけて茶褐色変色水を視認した。作地鼻から北岸のどくろ瀬にかけて乳白色変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2005/ 5/25 12:05-12:10 御岳火口から噴煙が立ち上っているのを視認した。 第十管区海上保安本部
2005/ 2/23 御岳火口から大量の白煙が発生しているのを視認した。12:23頃小規模の噴火があり、火口から約200mの高さまで褐色の噴煙が立ち上っているのを視認した。また、島の東岸と南東岸の一部で薄い緑色変色水及び茶褐色変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2005/ 1/13 13:20 北側の火口から水蒸気、南側の火口から黒っぽい噴煙が高度約1,200mまで上がっているのを視認した。 海上保安庁
2004/ 3/08 15:43-16:00 御岳火口全体から白色の噴気が上がっているのを視認した。同島東岸の作地鼻に薄い黄緑色変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2003/10/20 新岳火口の中に北東から南西に並ぶ2つの火孔があり、それぞれの火孔から少量の白色噴煙が出ているのを視認した。また、島の東岸の作地鼻から北側約1kmにわたり幅約500mの黄褐色の変色水を視認した。 海上保安庁
2003/ 8/18 現在の離島火山の活動に関してご存知かとは思いますが諏訪之瀬島に関しては、先月7日火山観測情報第6号(終息)を発表して以降、特段変わった様子はありません。活動としては、比較的高い推移(又、いつ何らかの変化が現れてもおかしくない状況)を保ったまま経過してはおりますが、地下活動等からも顕著な表面現象は見受けられません。 鹿児島地方気象台
2003/ 7/ 9 火口からの灰色の噴煙が西風を受けて東方向に 30km以上 たなびいているのを認めた。 第十管区海上保安本部
2003/ 4/15 13:24 13時24分頃島の東岸の作地鼻付近に海岸線に沿って幅約300mの黄緑色変色水を認めた。御岳火口から水蒸気が約50m立ち上り、薄い青白色噴煙が南東方向に約5km棚引いているのを視認した。 第十管区海上保安本部
2002/11/18 12:05-12:10 12:05-12:10新岳火口から白色噴煙が上空約100m立ち上り、南東方向に約2km流れているのを視認した。噴石等の激しい噴火は認められない。 海上保安庁
2001/ 9/26 東岸の潮見崎の北東1,000m付近に幅約100m長さ1,000m青白色の変色水域を、作地鼻付近の岸沿いに幅約100m長さ約500mの青白色の変色水域を、作地鼻から北東へ約500m付近に幅約200m長さ約1,500mで北東に伸びる青白色の変色水域を、富立岳東岸付近で幅約200m、長さ約1,500mで北に伸びる青白色の変色水域を観測した。山頂の火口付近の状況は25日と変化なし。 海上保安庁
2001/ 9/25 島の東岸の潮見崎から富立鼻一帯にかけて幅約500mの青白色の変色水域を観測した。山頂の火口内全体から白色噴煙が高さ約50mで南西方向に流れているのを観測した。 海上保安庁
2000/12/21 0925−0945の間調査したところ、御岳山頂東側斜面に噴煙を認めた。御岳山頂東側斜面周辺には蒸気が沸いているのを確認した。 第十管区海上保安本部
2000/ 9/ 7 作地鼻付近に茶色の変色水を観測した。 海上保安庁
2000/09/06 作地鼻付近に茶色の変色水を観測した。 海上保安庁
1999/11/17 剣岳火口から白色噴煙が西方へ約10km伸びているのを観測した。島周辺の変色水は異常なし。熱計測の結果顕著な高温域なし。 海上保安庁
1998/11/18 前日の観測時と大きな変化なし。 海上保安庁
1998/11/17 御岳火口より噴煙を認めた。変色水は認められなかった。 海上保安庁
1997/ 2/14 御岳火口全体から白色噴煙(水蒸気状)あり。須崎とアカヅミの間の海岸線に茶褐色、大船浜の北の海岸線に薄い黄色、長瀬の北約2kmの海岸線に茶褐色の変色水域を観測した。 海上保安庁
1997/ 2/13 御岳火口全体から白色噴煙(水蒸気状)あり。須崎とアカヅミの間の海岸線に茶褐色、大船浜の北の海岸線に薄い黄色、長瀬の北約2kmの海岸線に茶褐色の変色水域を観測した。 海上保安庁
1995/ 8/27 御岳火口は雲のため観測できなかった。周辺海域において、須崎から北東約 3.5 kmの海岸には、ところどころ薄い褐色変色水が、須崎南東約 0.5 km 及びアカヅミ南南東約 1.5 kmには薄い黄褐色変色水が、富立鼻の南約 1.5 kmには、濃い黄褐色変色水が、富立鼻の西方約 1km及び作地鼻北方には、濃い黄緑色変色水が、御岳東方海岸及び大船浜南方には、薄い緑色変色水がそれぞれ認められた。 海上保安庁
1994/ 8/17 須崎周辺、作地鼻付近及び大船浜の北方にそれぞれ薄い緑色変色水が、須崎北東に濃い茶褐色変色水が、富立鼻の南南東に薄い黄緑変色水が、作地鼻北方に茶褐色変色水が認められた。 海上保安庁
1994/ 5/27 御岳火口に白色の噴煙が認められた。 須崎の北東約1km付近とに薄い茶褐色変色水が、作地鼻から北へ長さ約0.5kmと作地鼻の北北東約1.5km付近とに薄い黄褐色変色水がそれぞれ認められた。 海上保安庁
1993/ 1/22 御岳火口内の北側には、灰白色の噴煙が、火口内の南東約0.1kmには白色噴気がそれぞれ認められた。 須埼から大船浜にかけて、ところどころ薄い緑色変色水が認められた。 海上保安庁
1993/ 1/21 御岳火口内の北側には灰白色噴煙が、火口南東約0.1kmには白色噴気がそれぞれ認められた。須崎から大船浜にかけて、ところどころ薄い緑変色水が認められた。 海上保安庁
1992/ 2/14 島の西側大船浜付近に薄茶色の変色水、東側作地鼻付近には黄緑色の変色水あり。御岳火口から黒味を帯びた噴煙が盛んに発生しており、その周辺に白煙とやや青味がかった噴煙がみられた。また、山腹でも一箇所から白煙が発生していた。 海上保安庁
1991/ 3/12 3箇所から乳白色の変色水が出ていた。火口付近から白い噴煙を認めた。 海上保安庁
1990/ 3/ 8 変色水を認めず。活動は静かで火口の底まで良く見えた。所々から少量の噴気があった。 海上保安庁
■「悪石島」活動記録
年月日 時間 記事 観測機関
2012/11/30 1030-1035 北ハヨームネ・ガンコツ南側海岸及びやすら浜に薄緑色の変色水を視認した。ノンゼ岬〜畝神の海岸に薄緑色の変色水を視認した。 海上保安庁
2012/02/10 1150-1155 北岸ハヨームネ・ガンコツ付近に薄乳白色の変色水を確認した。 海上保安庁
2011/06/09 1230-1240 変色水を認めず。 第十管区海上保安本部
2011/01/14 1238-1245 やすら浜港内に薄い緑色変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2010/09/22 1223-1232 やすら浜港内に薄い黄緑色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2010/05/13 1156-1200 やすら浜港内に薄黄緑色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2010/01/26 1224-1245 やすら浜港内に薄黄緑色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2009/12/08 1214-1221 やすら浜港内に黄緑色の変色水を視認した。 海上保安庁
2009/04/27 1142-1152 島の周囲に変色水を認めず。 第十管区海上保安本部
2009/02/03 1416-1422 変色水を認めず。 海上保安庁
2008/11/13 1142-1147 同島周辺海域に変色水を認めず。 第十管区海上保安本部
2008/02/05 変色水を認めず。 第十管区海上保安本部
2007/11/30 1145-1146 北岸及び東岸黒崎ノ鼻に乳白色の変色水を視認した。 第十管区海上保安本部
2007/08/22 1316-1322 島西部の浜付近に黄褐色及びノンゼ岬に乳白色の変色水を視認した。 海上保安庁
2005/11/08 1354-1359 噴気・噴煙は認められず。 海上保安庁
2005/09/27 1246-1250 島の東岸ノンゼ岬と黒崎ノ鼻の中間部から黒崎ノ鼻にかけて薄い青白色変色水を視認した。ガンコツの南西岸に茶褐色変色水が北西側へ角状に広がっているのを視認した。御岳に噴気を認めず。 第十管区海上保安本部
2005/02/23 やすら浜港内に薄い緑色変色水を認めた。 第十管区海上保安本部
2001/09/25 島の東岸から北東岸の海岸線に茶色から青白色に変色する幅約500m長さ約800mの変色水域を観測した。また島の北西岸の海岸線に幅約100m長さ約200mの青白色の変色水域を観測した。 海上保安庁

鳥瞰図および平面図作成に使用したデータのうち、陸域部分のデータについては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである.(承認番号 平15総使、第159号)