採用に関するFAQ
- 海上保安庁の総合職職員の採用は海洋情報部又は交通部のみなのでしょうか。
- 現在は海洋情報部及び交通部のみでの採用となっております。なお、各部では以下の試験区分の合格者から採用しています。
海洋情報部:「デジタル」、「工学」、「数理科学・物理・地球科学」、「化学・生物・薬学」、「農業科学・水産」
交通部 :「デジタル」、「工学」、「数理科学・物理・地球科学」
- 国家公務員試験の成績は、採用には考慮されるのでしょうか。
- 試験成績も考慮しますが、海上保安庁では幅広い視野を有し、時代の変化に柔軟に対応し得る人材の選考を積極的に行っています。
- 職員は、年に一度、異動希望等を提出できます。なお、人事異動は、能力や適正などを考慮して決定されますので、希望どおり配置されるとは限りません。ただし、概ね1~3年間隔で人事異動が行われますので、希望部署へ異動できるチャンスはあります。
- 他省庁への出向や海外留学の機会はあるのでしょうか。
- 他省庁への出向は、人材育成上重要と考えられており、国土交通省を始めとして、内閣府、外務省、水産庁等に出向の実績があります。また、アメリカへの海外留学や各国大使館での勤務など海外で働く職員もいます。
- 本庁勤務の場合、初任給は232,840円程度(大卒程度試験の場合)、264,400円程度(院卒者試験の場合)です。
その他の手当として、期末手当・勤勉手当(いわゆるボーナス)、扶養手当、通勤手当、住居手当等が支給されます。
※初任給の額は、令和4年4月時点のもので、本府省業務調整手当及び地域手当を含むものです。
- 勤務時間はどうなっていますか?また、実際の勤務実態はどのようなものですか?
- 1日7時間45分勤務、時差通勤制度が採用されています。
A勤務 | 8:30~17:15 |
B勤務 | 9:05~17:50 |
C勤務 | 9:30~18:15 |
これまで研究職にはフレックスタイム制が採用されていましたが、
平成28年4月から一般の職員にもフレックスタイム制の適用が拡充されました。
一例として職員W君(4年目:A勤務)のある一日を載せます。
8:30 |
出勤後、海底地殻変動観測データの解析 |
11:00 |
午後の文部科学省での会議資料作成 |
12:00 |
昼休み |
13:00 |
文部科学省の会議の傍聴へ |
16:00 |
帰庁 |
16:20 |
会議資料の整理、議事録作成 |
17:00 |
次回の観測計画について打ち合わせ |
18:30 |
メール整理・庁内会議の資料確認 |
19:00 |
退庁 |
- 船に乗る機会もあると思いますが、船に弱い人でも大丈夫でしょうか?
- 船の乗組員として恒常的に乗船することはありませんが、部署によって乗船する機会があります。なお、海上保安官にも船酔いしやすい人はいます。
体質的に船酔いを克服できない方もいますが、慣れとともにほとんどの海上保安官は克服しています。
- 業務時間は調査内容によりますが、基本的に途中休憩を挟む計8時間(4時間+4時間)の業務となります。
食事は専門の職員により、朝・昼・夕の三食が調理され、乗組員の楽しみとなっています。
業務の合間の休憩時間には本を読んだり、音楽を聴いたり、トレーニングで汗を流したりと、皆思い思いに過ごしています。
部屋は個室または2人程度の少人数が基本ですが、談話室などで乗組員間のコミュニケーションを深めることもできます。
- 海上保安庁は男性が多い職場だと思いますが、女性でも働きやすい職場なのでしょうか。
- 海上保安庁に在籍する女性職員は1割程度です。
女性であるという理由で男性職員と異なる扱いをすることはありません。
また、船に乗船する機会もありますが、女性用の浴室・洗面所等の設備が整っています。
さらに女性が働きやすい環境とするための検討を行うなど、新たな取り組みも日々進んでいます。