海上保安庁総合職職員採用情報

現場業務から施策展開まで


H26入庁(2年目)
整備課(法令審査室)

工学部(専攻:伝熱工学)
採用区分:工学

「日本最南端の灯台である沖ノ鳥島灯台にて」


 総合職技術系職員として採用され、2年目を迎えました。 現在は、東京湾の管制一元化に伴う制度設計に携わっています。 世界一通航量の多い東京湾の船舶の航行を新たな管制という手法でコントロールするための制度の構築という交通部におけるビッグプロジェクトを実行する一員として尽力しています。

○入庁まで
 学生時代は、伝熱工学を専門とし、火災旋風という都市部での大規模な火災の際に発生する旋回流の動静把握を研究テーマとしていました。
 そんな海上交通とは畑違いの分野を専攻していた私ですが、官庁訪問の際に技術的な業務はもちろん、 幅広い業務に携わることの出来る環境に興味を持ち、海上保安庁交通部を志望するようになりました。

○入庁後
 入庁1年目は交通部整備課で航路標識の保守を担当しました。 海上保安庁では、船舶交通の安全を確保するため、灯台や灯浮標などの航路標識を設置しています。 航路標識の機能低下は海難や船舶接触を引き起こす原因となりうるため、保守を一定の頻度で実施しています。 自身も日本最南端の灯台である沖ノ鳥島灯台の定期保守に参加しました。 点検後に灯台が正常に点灯した際は大きな充実感を感じるとともに、一見地味である保守点検の重要性を再確認しました。

○求める人物像
 交通部においては、航路標識の整備から海上交通に関する施策展開まで幅広い分野を扱います。 そのため、様々なことに問題意識を持ち、問題点を大局的な観点から判断し、解決するといった面を重視しています。

○おわりに
 入庁後は学生時代のような形での勉強をすることはありませんが、業務内容について積極的に学ぶ姿勢は必須となります。 業務内容が学生時代の専攻の分野と異なっても、学生時代に身につけた能力を発揮する機会は多数存在します。
 「技術」を元に、現場業務から施策展開まで行える海上保安庁で勤務してみませんか。海上保安庁では皆さんの訪問をお待ちしております。


※本記事はH27年度時点のものです。