海氷の知識

海氷域の拡大・衰退
(オホーツク海)
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 海氷の生成と発達過程
  
  海氷の生成と
発達過程
 真水は0℃で凍り始めますが、海水は塩分を含んでいるために真水とは異なり、約 -1.8 ℃で凍り始めます(ただし、海水が凍るとは言っても、実際に凍るのは真水だけで、塩分(塩分の濃い海水)は凍っていない海水中に排除されます)。  
 
 海水温が約 -1.8 ℃になり、更に熱(潜熱)が奪われて行くと、海水中の真水の一部が結晶し、短冊状又は針状の晶氷と呼ばれる氷ができます。  
 
 風や海面に波・うねり等が無ければ、晶氷はゆっくりと成長し、互いに凍りながらニラス氷殻となり、海面に拡がり厚さを増してゆきます。  
 
 しかし、通常の海面は、波やうねりが存在しているため、生まれたばかりの晶氷は、互いにぶつかり砕けながら結合し、より大きなグリース・アイスと呼ばれる「どろどろ」のお粥状の氷の塊となって成長してゆきます。  
 
 成長したグリースアイス、ニラスや氷殻は、波の運動により、互いにぶつかり合って円形状になり、縁が少し捲り上がります。この円形状の氷をはす葉氷と呼んでいます。  
 
 はす葉氷が出来るようになると、波が次第に静まります。そのため、はす葉氷と、はす葉氷の間の海面も凍ってゆきます。  
 
 その後、更に寒さが続くと、ニラスやはす葉氷は硬さや厚さを増してゆきながら、板状軟氷と呼ばれる板状の氷となります。また、これらの氷が風によってぶつかり、重なり合いながら更に成長してゆきます。   

晶氷
 

ニラス
 


氷殻
 

グリース・アイス
 

はす葉氷
 

板状軟氷
  海氷の密接度 
  海氷用語の解説
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  海氷用語等につきましては、1970年に世界気象機構(WMO)によって刊行された流氷用語集に拠っています(気象庁海氷用語 測候時報第42巻第7号別冊(昭和50年7月)及び気象庁海洋観測指針)。
 
 
 

このページは、以下の文献を参考にさせて戴きました。

     ・若土正暁・青田昌秋ほか「基礎雪氷学講座此\禀洪緤幻従檗 1994年
   ・田畑忠司「海洋科学基礎講座検廖陛豎ぢ膤惱佝撚顱 1977年
   ・渡辺貫太郎「オホーツク海の海氷」(海の気象第11巻1号別冊) 1965年
   ・倉品昭二「海氷について」(海上保安庁水路部) 1959年