海氷の知識

海氷域の拡大・衰退
(オホーツク海)
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 海氷域の拡大・衰退(オホーツク海)
  
  海氷の生成と
発達過程
 11月下旬になると、オホーツク海西部域のシャンタル諸島周辺海域やサハリン湾が結氷し始めます。海氷域は徐々にその勢力を西に寄りながら、その幅をシベリア大陸沿いに拡げ、サハリン東岸沿いに南下して行きます。  
 
 12月中旬、海氷はテルペニア半島に達し、下旬にはスパボロドーヌイ岬(愛郎岬)、トニノ・アニフスキー半島にまで延びて来ます。
 
 1月上旬にアニワ岬東方から舌状に南伸し、中旬に北海道オホーツク地方沿岸に接近します。また、北海道オホーツク地方沿岸の海水も結氷温度となり、徐々に沿岸域も海氷で覆われるようになります。そして、サハリン東岸を南下してきた流氷と沿岸域の海氷とが混在し、流氷野を形作ります。  
 
 1月下旬・2月上旬と季節が進むにつれ、流氷はその勢力を増し、3月中旬まで流氷野は拡張してゆき、オホーツク海全体の8割が氷で覆われるようになります。また、最盛期には宗谷海峡から日本海への流入や、根室海峡・国後水道及び択捉海峡をとおり太平洋への流出も見られるようになります。  
 
 3月中旬以降、気温の上昇に伴いオホーツク海の海氷は、融解をしながら後退してゆき、6月にはほとんどが消滅してしまいます。  
 
 なお、オホーツク海の海氷の厚さは北部で1m、南西域で0.4m前後 と言われていますが、実際には海氷同士が重なりあい、その厚さは数mになることもあります。   
 
  海氷域の拡大(12月〜3月)
   ※気象庁資料を基に作図しています
 
 
 
  海氷域の衰退(3月〜5月)
   ※気象庁資料を基に作図しています
  海氷の密接度 
  海氷用語の解説
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  海氷用語等につきましては、1970年に世界気象機構(WMO)によって刊行された流氷用語集に拠っています(気象庁海氷用語 測候時報第42巻第7号別冊(昭和50年7月)及び気象庁海洋観測指針)。
 
 
 

このページは、以下の文献を参考にさせて戴きました。

     ・若土正暁・青田昌秋ほか「基礎雪氷学講座此\禀洪緤幻従檗 1994年
   ・田畑忠司「海洋科学基礎講座検廖陛豎ぢ膤惱佝撚顱 1977年
   ・渡辺貫太郎「オホーツク海の海氷」(海の気象第11巻1号別冊) 1965年
   ・倉品昭二「海氷について」(海上保安庁水路部) 1959年