古い海図をお持ちの方、探しています

海上保安庁海洋情報部は、明治4年に当時の海軍部に水路局として設置されて以来145年に渡って海図を始めとする航海用刊行物を提供してきました。その歴史の中では、大正12年の関東大震災により約2500版に及ぶ海図原版を焼失し、その後に多くの国から海図の寄贈を受けたこともありました。しかし、明治から大正にいたる期間に刊行されていた海図の一覧を掲載した図誌目録も残っていないため、失われてしまった海図がどの程度あるのか正確には分かっていません。
 海図は、安全な航海のためという目的と同時に、歴史的な事実を記録した資料という性質も有しています。
 このため、海上保安庁では古い海図の収集に努めているところです。第二次世界大戦以前の海図の所在についての情報をお持ちの方がいらっしゃれば海洋情報部企画課まで電話(電話:03-3595-3620)またはメールでご連絡をお願いします。