海域火山データベース
須美寿島
Sumisujima
(Smith Rocks)
位置
31°26' 23''N
140° 03' 02''E
136m
標高点・独自に計測
日本活火山総覧(第4版)
火山の概要
(日本周辺海域火山通覧より)
須美寿島・白根
概位
31°26'N 140°03'E
海図
W81
海の基本図
65272 65272-s
須美寿島は東京の南方約480kmにある高さ136mの突岩(31°26.2′N,140°02.8′E)で,波食により削り残された岩体である.本島の北側には北西-南東を長軸とする径10kmのスミスカルデラ(最深部969m)があり,最大で35°の急斜面を有する.スミスカルデラ外部の山麓には,スランプによると推測される波長1~2kmの同心円状の畝地形が発達している.スミスカルデラ中央部には比高約200m,頂部水深795mの小さな中央火口丘がある.スミスカルデラ東部,須美寿島北北東7km にある白根(水深7.7m)と呼ばれる礁(複輝石ガラス質安山岩)は底径約2.5km の円錐形の火山であり,スミスカルデラの形成後に形成された後カルデラ火山の1つである.1870年の噴火記録はこの火山によるものと考えられる.須美寿島(カンラン石玄武岩)はスミスカルデラの南側にあり,スミスカルデラから南北に延びる約5km×2km の高まりの頂部であるが,この高まりは北部をスミスカルデラに切られていることから,スミスカルデラ形成以前の山体であると考えられる.大陸棚相当面が発達していることから,スミスカルデラの形成は少なくとも約2万年前より古いことが分かる.須美寿島北西(水深218m)から採取された玄武岩の組成はSiO2 50.4%,Na2O 2.47%, K2O 0.23% である.
第3須美寿海丘
概位
31°16'N 140°03'E
海図
-
海の基本図
-
須美寿の南約20kmにある水深269mの海丘.七島-硫黄島海嶺頂部の1つ.比高800~1,000m.海丘の頂部に凹地形.
有史以来の概略活動記録
(日本周辺海域火山通覧及び海域火山データベース活動記録より抜粋)
須美寿島
1994年(平成6年)1月,7月
須美寿島の東及び北側に薄い変色水.
須美寿島
1992年(平成4年)10月7日
白根で黄色変色水と硫黄臭の情報.
須美寿島
1974年(昭和49年)7月6日
須美寿島北に変色水と硫黄臭.
須美寿島
1916年(大正5年)6月21日
噴火.須美寿島の西端の海底で爆発と黒煙.
須美寿島
1870年(明治3年)
海底噴火.須美寿島北北東約5マイルで噴火.小島出現(高さ約13m,長径33m).
画像コンテンツ
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写真
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須美寿島
2024/10/22 15:01
須美寿島西岸の変色水
海上保安庁 撮影
説明図
2024/09/24 13:13
須美寿島 全景
海上保安庁 撮影
2024/09/24 13:15
須美寿島 全景
海上保安庁 撮影
2024/09/18 14:52
須美寿島北西岸の変色水
海上保安庁 撮影
説明図
2024/09/18 14:45
須美寿島 全景
海上保安庁 撮影
2024/07/18 13:20
須美寿島東岸の変色水
海上保安庁 撮影
説明図
2024/07/18 13:17
須美寿島 全景
海上保安庁 撮影
2024/07/18 13:25
須美寿島東岸の変色水
海上保安庁 撮影
2023/09/20 15:05
須美寿島全景
海上保安庁 撮影
2012/03/08
13:17-13:23
南端から西方へ薄青色の変色水
海上保安庁 撮影
2005/03/08
13:52-14:02
島の南端から東へ延びる変色水
海上保安庁 撮影
2003/11/04 13:15
須美寿島全景
海上保安庁 撮影
2002/09/04 12:55
海上保安庁 撮影
動画
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2024/9/18
北西岸の変色水
海上保安庁 撮影
2024/7/18
東岸の変色水
海上保安庁 撮影
「須美寿島」活動記録