海域火山データベース
日光海山
Nikko Seamount
最終更新日 2023.10.27
位置
23°04'42''N
142°19'32''E
-392m
日光海山
日本活火山総覧第4版
火山の概要
(日本周辺海域火山通覧より)
日光海山(日光場)
概位
23°05'N 142°18'E
海図
W2130
海の基本図
-
日光海山(頂部水深612m)は全体として円錐状でありその上部に噴出物に覆われた約径5kmのカルデラが存在する.カルデラ内の北側に2つの山体が約3海里離れて存在し山体から熱水が噴出している.
三福海山~南大黒海山の火山列
概位
21°N 142°30'E ~ 23°N 145°E
海図
W2130
海の基本図
-
日米中間線より南側に位置する火山群である.
三福海山(三福場)
22°52'N 142°37'E
頂部水深446m,玄武岩
昭洋海山
22°29'N 142°59'E
頂部水深572m.
福神海山(福神岡ノ場)
21°56'N 143°28'E
頂部水深3m(報告水深),比高2,800~3,400m,裾の広がり50kmで,山体の上部は10°~13°,
下部で約4°である.山体の規模は富士山に近い.採取岩石は玄武岩(SiO2 51%)である.
春日海山(春日場)
21°46'N 143°43'E
頂部水深598m,比高2,000~2,800m,裾の広がり約20kmの典型的な円錐形の火山.
南春日海山(春日南ノ場)
21°36'N 143°38'E
頂部水深274m,比高2,100~2,900m,山裾の広がり約25kmの海山で東西方向にやや長い.
栄福海山(栄福場)
21°25'N 144°09'E
頂部水深297m
大黒海山(大黒場)
21°20'N 144°11'E
頂部水深492m
南大黒海山
21°02'N 144°32'E
頂部水深817m
日本火山学会発行第四紀火山カタログより 火山名が完全に一致する場合のみ表示
日光海山
(日光場)
成層火山 SL
1979年7月12日に変色水
火山地形略記号の説明
LF:溶岩流 PC:火砕丘 CA:カルデラ SC:成層火山(急斜面) SL:成層火山(緩斜面) LC:溶岩丘 LD:溶岩ドーム MA:マール PF:火砕流台地 MK:火山岩頚 RP:火山性裾野・扇状地
有史以来の概略活動記録
(日本周辺海域火山通覧及び海域火山データベース活動記録より抜粋)
日光海山(日光場)
1979年(昭和54年)7月12日
薄い緑色の変色水,約500mの扇状形.
福神海山
1951年(昭和26年)8~10月
海底噴火.軽石の群流,硫黄の噴出と黄色の変色水.
福神海山
1973年(昭和48年)9月~1974年(昭和49年)3月
海底噴火.噴煙,硫黄,軽石等を噴き上げる.
福神海山
1974年(昭和49年)3月
水深3mを測深(漁船).
福神海山
1976~1982年(昭和51~57年)
ときどき変色水を認める.1981年1月採取の変色水のpH4.30~5.20,Fe0.52~0.83(mg/l).
福神海山
1982年(昭和57年)12月15日
直径100m,淡緑色の変色水.以後変色水認めず.
福神海山
1994年(平成6年)5月
測量船「昭洋」,自航式ブイ「マンボウ」による測量の結果によると最浅水深43m(21°56.0'N,143°27.8'E).
春日海山
1959年(昭和34年)夏
軽石群流と変色水を認める.
画像コンテンツ
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海底地形図
写真
海上保安庁が撮影した写真については出所明記でお願いします.
2023/10/4 13:03
日光海山付近の浮遊物
海上保安庁 撮影
「日光海山」活動記録
「福神海山」活動記録
鳥瞰図および平面図作成に使用したデータのうち、陸域部分のデータについては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第159号)