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海域火山データベース

桜島
Sakurajima
最終更新日 2021.1.8

位置

緯度
経度
標高・水深
点名
出典
31°35'33''N
130°39'24''E
1,117m
御岳(標高点)
日本活火山総覧(第4版)
31°34'38''N
130°39'32''E
1,060m
南岳
日本活火山総覧(第4版)
31°39.8'N
130°47.9'E
-77m
中央火口丘(若尊)
日本活火山総覧(第4版)

火山の概要
(日本周辺海域火山通覧より)

姶良カルデラ
概位
31°40'N 130°45'E
海図
W221
海の基本図
63511,63511-s
鹿児島湾奥部にみられる姶良カルデラは,約2.9万年前の流紋岩質マグマの噴火に伴って陥没したものであるが,それ以前にも繰り返し噴火があったことから,それらの結果が重なって現在みられる大型のカルデラが形成されたと考えられている.姶良カルデラの北東部には7km×5km の若尊カルデラがあり,周囲の姶良カルデラのカルデラ底より60m 以上深い凹地をなす.カルデラの東部に比高90m の中央火口丘を持ち,カルデラ床は後世の桜島の噴出物などの泥質物で覆われている.
若尊カルデラには地形とおおよそ対応した磁気異常が見られ,周囲の姶良カルデラよりやや低い傾向にあるが,重力異常は特に見られない.このことは,若尊カルデラの充填物の物性,化学組成などが姶良カルデラのものとほぼ同じであるということを示している.若尊カルデラ形成時の噴出物は新島(燃島)火砕流堆積物であると考えられており,その形成年代は約5,300±300年前~11,000年前の間である.若尊カルデラ西部及び中央火口丘付近に「たぎり」とよばれる活発な噴気活動が見られる.
桜島(31°34′51″N,130°39′19″E,1,040m)は,姶良カルデラの南縁部に生じた,主に普通輝石・シソ輝石安山岩の溶岩と火砕物(SiO2:57~67%)からなる成層火山である.有史以来の火山活動は海域においても見られ,火山活動に関連した地震によって津波も発生している.

有史以来の概略活動記録

(日本周辺海域火山通覧及び海域火山データベース活動記録より抜粋)
火山名
年月日
活動記録
姶良カルデラ
764年(天平宝宇8年)
海底噴火.三島生ずる.
姶良カルデラ
1471~1476年(文明3~8年)
噴火.「文明大噴火」.
姶良カルデラ
1779年(安永8年)11月8日
噴火開始.「安永大噴火」.安永8・9年に桜島北東海中に海底噴火または隆起.9個の小島生成.その後沈没,また合わせて5個の島を形成.
姶良カルデラ
1780年(安永9年)9,10月
海底噴火.津波あり.
姶良カルデラ
1781年(元明元年)4,5月
4月高免沖の島で噴火.5月に高免沖で海底噴火.
姶良カルデラ
1782年(元明2年)1月
高免沖で海底噴火.
姶良カルデラ
1914年(大正3年)1月10日
噴火開始.「大正大噴火」.桜島と大隅半島が陸続きとなる.
姶良カルデラ
1946年(昭和21年)1月~11月
大噴火.山腹から溶岩流.
姶良カルデラ
1955年(昭和30年)以降
桜島南岳山頂火口からしばしば爆発的噴火.
姶良カルデラ
2006年(平成18年)頃
南岳火口,昭和火口において噴煙が見られるなど徐々に活動が活発化.
姶良カルデラ
2008年(平成20年)以降
昭和火口において非常に活発な噴火活動が続き,現在に至る.

画像コンテンツ

掲載している資料は、出典を明記してご利用ください.
海底地形図
鳥瞰図1
鳥瞰図2
地質構造図

写真

海上保安庁が撮影した写真については出所明記でお願いします.
2020/9/29
11:04

南岳B火口からの白色噴気
第十管区海上保安本部 撮影
2012/11/30
13:25

昭和火口及び南岳火口から噴煙
海上保安庁 撮影
2012/02/11
09:40-09:43

昭和火口の噴火
海上保安庁 撮影
2011/09/05
10:45-11:00

昭和火口内から白色噴煙
第十管区海上保安本部 撮影
2011/06/09
13:38-13:50

昭和火口内から白色噴煙
第十管区海上保安本部 撮影
2011/01/14
11:09-11:17

昭和火口内から僅かな白煙
第十管区海上保安本部 撮影
2010/10/22
09:41-09:52

昭和火口からの小爆発
海上保安庁 撮影
2010/01/26
10:38-10:50
13:43-13:56

南岳火口内から白色噴気
第十管区海上保安本部 撮影
2008/04/03
16:14

昭和火口からの小規模噴火
海上保安庁 撮影
2008/02/05
10:16

噴煙上がる南岳(写真やや左側の大きな噴煙)と昭和火口(写真中央やや下の小さな噴煙)
海上保安庁 撮影
2008/02/04
12:18

噴煙上がる南岳(写真左側)と昭和火口(写真右側斜面)
海上保安庁 撮影
2007/12/06
12:03

噴煙が立ち上っている桜島
海上保安庁 撮影
2007/12/02
14:08

写真中央の南岳火口及び昭和火口から噴煙が立ち上っている。写真左上部には、北岳が見える
海上保安庁 撮影
2007/11/30
10:23

南岳火口から薄青緑色の噴煙が立ち上っている
海上保安庁 撮影
2007/05/24
10:42-10:45

昭和火口を東南東から撮影
第十管区海上保安本部 撮影
2007/05/24
10:42-10:45

昭和火口を南から撮影
第十管区海上保安本部 撮影
2006/10/07
10:06-10:15

南岳火口と昭和火口
第十管区海上保安本部 撮影
2006/07/26
11:22-11:24

南岳火口と昭和火口の噴気及び水蒸気
第十管区海上保安本部 撮影
2006/06/16
11:10-11:13

昭和火口の火山灰
第十管区海上保安本部 撮影
2006/06/14
10:39

昭和火口付近に新たな火口が゙誕生した
第十管区海上保安本部 撮影
2005/08/16

南岳火口を東方より見る
第十管区海上保安本部 撮影
2005/05/25

南岳火口を南東方から見る
第十管区海上保安本部 撮影
2005/04/23

南岳火口を東方から見る
第十管区海上保安本部 撮影
2005/02/23
13:33

噴火口から白煙が上昇している。
第十管区海上保安本部 撮影
2005/02/23
10:25

噴火口から白煙が上昇している。
第十管区海上保安本部 撮影
2002/11/20 14:47

桜島
海上保安庁 撮影
2002/11/20 14:47

桜島新島
海上保安庁 撮影
2002/11/17 15:48

桜島
海上保安庁 撮影
2002/11/17 15:48

桜島
海上保安庁 撮影

垂直写真

海上保安庁が撮影した写真については出所明記でお願いします.
2000/05/24 13:15

昭和溶岩と大燃埼
海上保安庁 撮影
1996/09/24 15:09

大正溶岩と昭和溶岩
海上保安庁 撮影
1993/05/25 11:47

新島と大燃埼
海上保安庁 撮影

「桜島」活動記録

年月日
時間
記事
観測機関
2020/12/17
11:11頃
南岳A火口及びB火口から白色噴気が放出されていた。特にA火口からは多量の白色噴気が放出されていた。
昭和火口の複数個所から小規模な白色噴気が放出されていた。
第十管区海上保安本部
2020/9/29
11:02頃
南岳A火口では溶岩が上がってきており、火口内の複数個所で微小な白色噴気が認められた。B火口は火口を覆うような白色の噴気が放出されていた。
昭和火口の火口内に微小な白色噴気が認められた。
第十管区海上保安本部
2019/11/25
12:45頃
南岳火口内は、白色の噴気に覆われており火口底は視認できなかった。
昭和火口内に白色の噴気が認められた。火口底には水溜り(茶褐色の変色水)が認められた。
第十管区海上保安本部
2018/7/9
13:46-14:04
昭和火口内に白色の噴気が認められた。火口底には茶褐色の水溜りが認められた。
南岳A火口及びB火口内は、白色の噴気及び水蒸気に覆われており火口底は視認できなかった。
第十管区海上保安本部
2018/3/13
10:29-10:37
南岳火口からの灰色噴煙の放出を認めた。噴煙は北東方向に流されていた。
噴煙の風下にあたるため、桜島の北側及び東側は調査できなかった。
海上保安庁
2017/1/14
09:03-09:15
南岳火口及び昭和火口に白色噴気の放出を認めた。
海上保安庁
2017/1/13
12:33-12:43
南岳火口に白色噴気の放出を認めた。
海上保安庁
2016/2/26
10:55-11:07
14:07-14:13
昭和火口壁及び火口内から弱い白色噴気が認められた。
南岳火口内からは白色噴気が放出されていた。
第十管区海上保安本部
2015/7/30
12:08-12:12
昭和火口に白色噴煙を確認した。
海上保安庁
2015/2/10
10:56-11:08
南岳火口から及び昭和火口から白色噴気を認められた。昭和火口内の溶岩ドームからは白色の火山性ガスが噴出していた。
第十管区海上保安本部
2014/7/25
10:56-11:04
南岳火口から白色の噴煙を確認した。噴煙は、北東方向に流れ付近の雲に没している。また昭和火口から灰色の噴煙を確認した。
第十管区海上保安本部
2014/5/27
14:18-14:35
南岳火口から青白色の噴煙を、昭和火口から白色の噴煙をそれぞれ確認した。昭和火口の白色噴煙は、高度約1,200m、南東方向に長さ約6,000~7,000mで流れている。
海上保安庁
2014/1/27
15:07-15:28
昭和火口から噴火と白色噴気を確認した。
噴火に伴う噴煙は、明白灰色で、ほぼ垂直に上昇し、高さは火口縁から約1,000mであった。
海上保安庁
2013/11/15
10:42-10:44
14:04-14:07
昭和火口からの噴火と南岳山頂からの白色噴気を確認した。
噴火に伴う明白灰色の噴煙は、南南西側へ流れ、高さは約1,000mであった。
第十管区海上保安本部
2012/11/30
13:25
昭和火口及び南岳火口から白色の噴煙を視認した。
海上保安庁
2012/02/11
09:40-09:43
昭和火口の噴火を視認した。桜島港付近に薄黄緑の変色水を視認した。
海上保安庁
2011/09/05
10:45-11:00
昭和火口から噴火を視認した。
第十管区海上保安本部
2011/06/09
13:38-13:50
昭和火口から噴火を視認した。
第十管区海上保安本部
2011/01/14
11:09-11:17
南岳火口及び昭和火口から僅かな噴気を視認した。
第十管区海上保安本部
2010/09/22
10:35-10:50
昭和火口から白色の噴煙が僅かに噴出しているのを視認した。南岳火口は雲のため視認できず
第十管区海上保安本部
2010/08/22
10:35-10:50
昭和火口からの灰色噴煙を視認した。
第十管区海上保安本部
2010/05/13
10:34-10:42
12:54-12:56
昭和火口から白色の噴気を僅かに視認した。また、南岳火口は雲のため視認できず。
第十管区海上保安本部
2010/01/26
10:10-13:56
南岳火口内から白色の噴気を視認した。また、昭和火口内から灰色の噴気を視認した。 火口から白色の噴煙が噴出しているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2009/12/08
15:58-16:08
昭和火口から濃茶褐色の噴煙が噴出しているのを視認した。また、南岳火口から白色の噴煙が噴出しているのを視認した。
海上保安庁
2009/11/26
15:43-15:49
南岳火口及び昭和火口より白色の噴煙が出ているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2009/04/27
12:35-12:43
南岳火口及び昭和火口から白色の火山ガスが大量に噴出しているのを視認した。  
第十管区海上保安本部
2009/02/05
09:24-09:27
南岳火口及び昭和火口から噴気を視認した。なお、昭和火口からの筋状に延びた火砕流跡は最近の噴火によるものである。
海上保安庁
2008/11/13
10:05-10:10
南岳火口から白色の噴気、昭和火口からも白色の噴気を視認した。
第十管区海上保安本部
2008/04/03
16:04-16:15
南岳及び昭和火口から白色の噴気を視認した。
第十管区海上保安本部
2008/02/05
 
南岳及び昭和火口から白色の噴気を視認した。
第十管区海上保安本部
2008/02/04
 
南岳及び昭和火口から白色の噴気を視認した。
第十管区海上保安本部
2007/12/06
 
南岳及び昭和火口から白色の噴気を視認した。
第十管区海上保安本部
2007/12/02
 
南岳及び昭和火口から白色の噴気を視認した。
第十管区海上保安本部
2007/11/30
 
南岳から薄い青緑色の噴気を視認した。
第十管区海上保安本部
2007/08/23
12:09-12:14
昭和火口から噴気・水蒸気を認めず。南岳から僅かに白色の噴気が立ち上がっているのを確認した。
海上保安庁
2007/05/24
10:42-10:45
昭和火口から灰白色の噴煙があがっているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2007/05/16
10:06-10:13
昭和火口から灰白色の噴煙を視認した。
第十管区海上保安本部
2007/04/14
13:45-13:55
南岳火口中央部からわずかに水蒸気が立ち上っているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2007/03/13
09:59-10:05
南岳火口全体及び昭和火口周辺から噴煙が上がっているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2006/10/07
10:06-10:15
南岳火口内では、ごく少量の白色噴気が認められた。昭和火口では、噴気等は認められなかった
海上保安庁
2006/07/30
09:40-11:30
南岳火口からごく少量の水蒸気が出ているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2006/07/26
11:22-11:24
南岳火口全体及び昭和火口からも噴気及び水蒸気が・oているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2006/07/13
11:53-11:54
南岳火口全体から噴気及び水蒸気が出ているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2006/06/16
11:10-11:13
昭和火口周辺に火山灰が積もっており、その下部中腹より噴気及び水蒸気が出ているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2006/06/14
13:29-14:23
南岳火口全体及び昭和火口からも噴気及び水蒸気が出ているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2006/05/25
10:50-10:54
南岳A火口は弱い白煙が立ちこめており火口底は視認できず。B火口は埋積された状態のままで火口壁の上部に水蒸気を視認した。昭和溶岩の出口(火口)周辺での水蒸気は活発であった。
第十管区海上保安本部
2006/03/15
10:24-10:29
南岳火口全体から白色の噴気が上がっているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2006/02/05
13:30
南岳火口内東よりから白煙が立ち上っているのを視認した。また、南岳東側側壁の一部から僅かに白色の噴気が立ち上っているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2005/11/02
11:10
南岳火口から白色の噴煙が上がっているのを視認した。また、南岳外壁の一部から僅かに水蒸気が立ち上っているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2005/09/27
10:24-10:29
南岳火口から白色の噴気が上がっているのを視認した。新島の周りに変色水を認めず。
第十管区海上保安本部
2005/08/16
10:20-10:30
南岳火口から白煙がわずかに立ち上っているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2005/05/25
10:20-10:25
南岳火口から白煙が立ち上っているのを視認した。
第十管区海上保安本部
2005/03/15
12:20
北岳は、噴煙等を認めず。南岳は、火口から白煙が約100m立ち上り、北西方向に流れていくのを視認した。
第十管区海上保安本部
2005/02/23
 
南岳で白煙を認めた。
第十管区海上保安本部
2004/11/08
15:00-15:30
桜島の火口から時折噴煙が立ち上っているのを確認した。
海上保安庁
2003/10/20
11:00
11時頃桜島北側火口から噴火し灰色の噴煙が上がるのを視認した。その後北東方向へ約10km漂うのを視認した。
海上保安庁
2002/11/20
 
南岳で白煙を認めた。
海上保安庁
2002/11/18
 
南岳で白煙を認めた。
海上保安庁
2002/11/17
15:48
午前中に大きな噴火があったとの報告。観測時間の15:48には南岳で小規模な白い噴煙を認めた。
海上保安庁
1997/02/13
 
桜島の火口は雲により確認できず。 温度測定の結果、表面水温、地表温度ともに異常なし。
海上保安庁
1997/02/12
 
桜島の火口は雲により確認できず。 温度測定の結果、表面水温、地表温度ともに異常なし。
海上保安庁
1995/08/25
 
23日より噴火を伴う活発な火山活動を続ける桜島の南岳火口からは、火山灰を含んだ薄茶色の噴煙が大量に噴出しているのが認められた。
海上保安庁
1994/05/27
 
南岳火口に通常に比べて小量の白色噴煙が認められた。火口底は視認できなかった。
海上保安庁
1990/03/08
 
桜島は活発な活動をしており噴煙により火口内は見えず。
海上保安庁

「若尊」活動記録

年月日
時間
記事
観測機関
2017/1/13
12:44-12:46
変色水域等の特異事象は認められなかった。
海上保安庁
2015/7/30
09:05-09:08
変色水域等の特異事象は認められなかった。
海上保安庁
2014/5/28
変色水域等の特異事象は認められなかった。
海上保安庁
2014/1/27
12:35-13:35
変色水域等の特異事象は認められなかった。
海上保安庁
2009/2/5
09:20-09:21
変色水を認めず。
海上保安庁
2007/8/23
11:56-11:59
変色水を認めず。
海上保安庁
1998/11/19
 
桜島新島の東岸に薄緑色の変色水を認めた。
海上保安庁
1998/11/17
 
桜島新島の東岸に薄緑色の変色水を認めた。
海上保安庁
1997/2/12
1997/2/13
12:50-13:03
11:15-11:24
桜島新島の周囲全体に薄い緑色の変色水が認められた。温度測定の結果、表面水温、地表温度ともに異常なし。
海上保安庁
1995/8/25
 
桜島新島の周辺に変色水、温度等の異常は認められず。
海上保安庁
1993/1/21
 
桜島新島の周囲には薄い黄緑色変色水が認められた。
海上保安庁
1990/3/8
 
桜島新島の周辺に変色水を認めず。
海上保安庁

鳥瞰図および平面図作成に使用したデータのうち、陸域部分のデータについては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第159号)
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