海域火山データベース
神津島
Kozushima
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位置
34° 13' 10''N
139° 09' 11''E
572m
天上山 (三角点 神津島)
日本活火山総覧(第4版)
火山の概要
(日本周辺海域火山通覧より)
神津島
概位 34°13'N 139°09'E
海図 W51
海の基本図 -
東京の南西方約175kmにある6km×4km の火山島で,流紋岩(SiO2 75~77%)の溶岩円頂丘群と火砕岩からなる.神津島は25km×10kmの北東-南西に延びた長方形の高まりの上にのり,大室ダシ,新島,銭州等とともに銭州海嶺を形成している.噴火記録は島中央の天上山(572m)のみ.噴火すれば激烈.天上山に対応する磁気異常が認められる.神津島東方海域では2000年7~8月に活発な地震活動と地殻変動が観測されている.
日本火山学会発行第四紀火山カタログより 火山名が完全に一致する場合のみ表示
神津島
溶岩+降下テフラ+火砕流+火砕サージ[1]多数の火砕丘と溶岩円頂丘(少なくとも16個)からなる
LD+LF+PC
10万年ほど前から噴火開始.基盤と考えられる変質したデイサイト溶岩を覆う.838年7月29日天上山形成?AT火山灰を挟む
火山地形略記号の説明
LF:溶岩流 PC:火砕丘 CA:カルデラ SC:成層火山(急斜面) SL:成層火山(緩斜面) LC:溶岩丘 LD:溶岩ドーム MA:マール PF:火砕流台地 MK:火山岩頚 RP:火山性裾野・扇状地
有史以来の概略活動記録
(日本周辺海域火山通覧及び海域火山データベース活動記録より抜粋)
神津島
2011年(平成23年)11月
多幸湾奥に薄青色及び乳白色の変色水を視認した.
神津島
2003年(平成15年)11月
島の北東の牛鼻の北側海岸線に沿って幅約200m のごく薄い褐色の変色水を視認した.
神津島
1990~1998年(平成2~10年)
多幸湾を中心に青白色の変色水が見られた.
神津島
838年(承和5年)8月2日
噴火.溶岩流海に流入.
神津島
832年(天長9年)
噴火.溶岩流海に流入.
画像コンテンツ
掲載している資料は、出典を明記してご利用ください.
海底地形図1
海底地形図2
鳥瞰図1
鳥瞰図2
海底地形図
鳥瞰図1
鳥瞰図2
写真
海上保安庁撮影の写真は出典を明記してご利用ください.
2022/ 7/12 12:19
神津島港南部 海上保安庁 撮影
2012/ 8/26 14:53-15:02
牛鼻付近 海上保安庁 撮影
2012/ 3/ 8 11:48-11:54
東側の海岸付近 海上保安庁 撮影
2011/11/15 09:40-09:45
多幸湾 海上保安庁 撮影
「神津島」活動記録
鳥瞰図および平面図作成に使用したデータのうち、陸域部分のデータについては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第159号)
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