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海域火山データベース

三宅島
Miyakejima
最終更新日 2019.2.14

位置

緯度 経度 標高・水深 点名 出典
34° 05' 37''N 139° 31' 34''E 775m 雄山(標高点) 日本活火山総覧(第4版)

火山の概要

日本周辺海域火山通覧より
三宅島
概位34° 05' 06''N 139°31' 31''E 海図W51 W60 海の基本図 63641 63641-s
東京の南方約170kmにある径8kmのほぼ円形をした玄武岩質(SiO2 50~55%)の二重式成層火山.山体の基底は海面下300mまで延び南北方向に主軸がある.雄山を含む山頂は,2000年の噴火によって直径約1,500mの円形状に500m以上陥没した.山頂噴火のほか山腹~付近海底での割れ目噴火がよく見られる.山腹噴火に際しては海岸地域で激しいマグマ水蒸気爆発が起こりやすい.三宅島西方の海底斜面には海岸線から西北西に伸びる割れ目が多数存在する.典型的なダイポール型( +1,760nT,-430nT,極値間隔3.4km)の磁気異常分布を示す.残差分布をみると,雄山をほぼ東西に横断する負の領域と島の南西部付近に見られる負の領域が特徴的である.また,陥没によって磁気異常分布が変化した.

日本火山学会発行第四紀火山カタログより 火山名が完全に一致する場合のみ表示
火山名 概要 火山地形 年代
三宅島 溶岩+降下テフラ SSL+PC+Ma+Ca(2重) 広域テフラK-ah火山灰が三宅島噴出物中にはさまれる. 9世紀噴火(神津島,新島の9世紀のテフラに挟まれる).
1085年以来 1154, 1469, 1535, 1595, 1643, 1712, 1763, 1811, 1835, 1874, 1940, 1962, 1983年の噴火記録あり
火山地形略記号の説明
LF:溶岩流 PC:火砕丘 Ca:カルデラ SC:成層火山(急斜面) SL:成層火山(緩斜面) LC:溶岩丘 LD:溶岩ドーム Ma:マール PF:火砕流台地 MK:火山岩頚 RP:火山性裾野・扇状地

有史以来の概略活動記録

日本周辺海域火山通覧及び海域火山データベース活動記録より抜粋
火山名 年月日 活動記録
三宅島 1643年(寛永20年) 噴火.溶岩海中へ約1km流出.噴火約2週間続く.
三宅島 1712年(正徳元年) 噴火.溶岩海中へ(新鼻付近か).
三宅島 1763年(宝暦13年) 噴火.薄木に深い火口ができ水溜まる(新澪池か).
三宅島 1874年(明治7年)7月3日 噴火.山腹で噴火し溶岩は東郷に達し海に5,000m2の陸地をつくる.
三宅島 1940年(昭和15年)7月 噴火.北東山腹より噴火.溶岩は赤場暁湾に達す.噴火に先立ち赤場暁の海岸及び北西山腹に水蒸気をみる.
大野原島 1956年(昭和31年)8月13日 島の海岸で熱湯を噴出.付近の海水昇温.
三宅島 1962年(昭和37年)8月24日 噴火.割れ目噴火.溶岩噴泉.多数の火孔から溶岩を海中にまで流出.海底にもスコリアが広く分布.噴出物総量0.9×107m3.
三宅島 1983年(昭和58年)10月3日 噴火.南西山腹からの割れ目噴火.溶岩噴泉.溶岩流は主に3方向に流れ,南南西に流れたものは海中に達した.西方に流れたものは阿古地区の住宅を埋没し海岸近くで止まった.島南部の新澪池付近と新鼻の海岸付近でマグマ水蒸気爆発が発生.噴出物総量2,000万トン.
三宅島 2000年(平成12年) 6月27日三宅島西方で変色水確認.水深80m付近海底に噴火.7月8日雄山山頂から噴火.7月から8月にかけて雄山が大きく陥没した.噴火は9月まで続き,8月10日,18日,29日には噴煙の高さが最大14,000mまで達する大噴火.8月29日の噴火では火砕流が発生し,雄山火口からはそれ以降現在も二酸化硫黄の放出が続いている.9月4日には全島民が避難し,3年経過しても二酸化硫黄の放出のため避難生活が続いている.
三宅島 2005年(平成17年) 2月避難指示解除.

画像コンテンツ

掲載している資料は、出典を明記してご利用ください.
海底地形図1 海底地形図2 鳥瞰図1 鳥瞰図2
海底地形図 鳥瞰図1 鳥瞰図2 海底音響画像図
地震波探査測線図 地震波速度構造図 地質構造図

火山活動写真

海上保安庁撮影の写真は出典を明記してご利用ください.
三宅島
2012/8/26 14:35-14:46


新鼻~ツル根岬付近に薄緑色の変色水。
海上保安庁 撮影
2012/3/8 12:02-12:15


三池港付近に茶褐色の変色水。
海上保安庁 撮影
2011/11/15 10:32-11:06


雄山火口から白色の噴煙
海上保安庁 撮影
2007/1/24


雄山火口付近
海上保安庁 撮影
2000/7/5


サイドスキャンソナーにより大鼻西方約1.5km(北緯34度5.2分、東経139度28.1分、水深85m)に、火口を3箇所確認(最大長径約50m短径約20mの楕円形)付近、地割れ多数(最大500m以上)
海上保安庁 撮影

動画

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1983年活動
1983/10/ 3

海上保安庁 撮影
1983/10/ 3

海上保安庁 撮影
1983/10/ 3

海上保安庁 撮影

「三宅島」活動記録

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鳥瞰図および平面図作成に使用したデータのうち、陸域部分のデータについては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである.(承認番号 平15総使、第159号)