海域火山データベース
海徳海山
Kaitoku Seamount
位置
26° 07.5'N
141° 06.0'E
‐97m
東海徳場
海上保安庁測量 世界測地系
火山の概要
海徳海山
概位 26°07'N 141°06'E
海図 W2130
海の基本図 -
海徳海山は東京の南方約1,050kmにあり,基部の直径40km,比高約2,500m で3つの峰から成る.南にある2つの峰はその位置により,それぞれ東海徳場(水深97m),西海徳場(水深100m)と呼ばれている.1543年に26°00′N,140°46′E で海底噴火の報告があるが,海徳海山付近での確実な噴火記録は1984年の東海徳場での噴火である.北峰(頂部水深506m)の岩石は非アルカリ玄武岩(SiO2 48%)であるが,1984年の噴火の際に東海徳場から噴出した軽石はデイサイト質である.
日本火山学会発行第四紀火山カタログより 火山名が完全に一致する場合のみ表示
海徳海山
不明
SC or SL
1543 海底噴火? 1984 海底噴火(東海徳場)
火山地形略記号の説明
LF:溶岩流 PC:火砕丘 CA:カルデラ SC:成層火山(急斜面) SL:成層火山(緩斜面) LC:溶岩丘 LD:溶岩ドーム MA:マール PF:火砕流台地 MK:火山岩頚 RP:火山性裾野・扇状地
有史以来の概略活動記録
(日本周辺海域火山通覧及び海域火山データベース活動記録より抜粋)
海徳海山
2001年(平成13年)7月20日
東海徳場付近で海底からの気泡湧出.
海徳海山
1984年(昭和59年)
海底噴火.
3月7日 変色水.
3月8日 岩噴出,海面上には岩は認めない.
3月16日 黒い岩礁らしきもの海面から1m位出る.
3月23日 高さ約160m,幅約230mの噴出.
3月26日以降噴煙,水蒸気,海面の盛り上がり視認できず. 7月以降変色水認めず.
3月採取の軽石 SiO2 62.3,%,Na2O 5.2%,K2O 1.4%,変色水pH 7.4~7.8,Fe 0.28~0.32(mg/l).
海徳海山
1543年(天文12年)
海底噴火.西海徳場か.
画像コンテンツ
掲載している資料は、出典を明記してご利用ください.
海底地形図
鳥瞰図(西海徳場)
鳥瞰図(東海徳場)
地磁気全磁力異常図
立体図(全体)
立体図(西海徳場)
立体図(東海徳場)
海底地形図
鳥瞰図1
鳥瞰図2
活動写真
海上保安庁が撮影した写真は、出典を明記してご使用ください.
2022/11/25 13:57
海上保安庁 撮影 東海徳場付近の変色水の湧出域 (北方から撮影)
2022/11/25 13:54
海上保安庁 撮影 東海徳場付近の変色水 (西方から撮影)
2022/10/12 13:33
海上保安庁 撮影 東海徳場付近の変色水 (南方から撮影)
2022/10/12 13:37
海上保安庁 撮影 東海徳場付近の変色水 (南東方から撮影)
2022/09/16 14:16
第三管区海上保安本部 撮影 東海徳場付近の変色水
2022/08/28 13:08
説明図
第三管区海上保安本部 撮影 海徳海山付近の変色水及び浮遊物
2022/08/28 13:04
第三管区海上保安本部 撮影 海徳海山付近の変色水及び浮遊物(拡大)
2022/08/23 13:56
海上保安庁 撮影 東海徳場付近の変色水及び浮遊物
1984/03/19
海上保安庁 撮影 浮遊する軽石から水蒸気が立ち上っている
1984/03/29
海上保安庁 撮影 海底から火山性物質が上昇し、円形に海面上に現れる
1984/03/29
海上保安庁 撮影
1984/03/15
海上保安庁 撮影 浮流する変色水
動画
海上保安庁が撮影した動画は、出典を明記してご使用ください.
2022/11/25
東海徳場付近の変色水 海上保安庁撮影
2022/10/12
東海徳場付近の変色水 海上保安庁撮影
2022/8/23
東海徳場付近の変色水及び浮遊物 海上保安庁撮影
1984/3/8
円形に変色水が湧出後、浮流 海上保安庁撮影
「海徳海山」活動記録
鳥瞰図および平面図作成に使用したデータのうち、陸域部分のデータについては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第159号)
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