海洋情報部トップ > 海の情報 > 海域火山データベース > 硫黄島

海域火山データベース

硫黄島
Ioto
最終更新日 2020.2.5

位置

緯度 経度 標高 点名 出典
24°45' 02''N 141°17' 21''E 169m 摺鉢山 日本活火山総覧(第4版)

火山の概要
日本周辺海域火山通覧(第4版)より

硫黄島火山
概位24°46'49''N 141°19'28''E 海図W50 W86 海の基本図65601 65601-s
東京の南方約1,200kmに位置する硫黄島は(粗面岩質安山岩(SiO2 58~61%))は,水深200m以深からそびえる直径40km以上の火山体の頂上部にある. 北東~南西の長さ約8kmで,南西端の摺鉢山(24°45.5'N,141°17.2'E,161m)及び北東部の元山(115m)の2つの火山並びにその間の千鳥ケ原から成る. 島の各地に硫気と地熱地域があり,島の隆起が続いている.有史以来の噴火は水蒸気爆発である.北東岸の近くに活動の盛んな部分があり,海水は変色し硫気臭が強い. 北ノ鼻の西方約850m,南東岸南西部沖の二ツ根(1.5m)の東北東約1,500mと約1,850mにも海底硫気孔がある. 重力・地磁気の調査から山体内部が高温で中心部に高密度物質のがあることが分かる. 山頂部の隆起と放熱が続いていることとも考え合わせ火道を通じてマグマの供給が続いていると推測される.
海勢西ノ場
概位24°50.8'N 141°07.8'E 海図 - 海の基本図 -
硫黄島の北西約15kmに海勢西ノ場(24°50.8'N,141°07.8'E,水深187m)がある.海勢西ノ場と推定される位置から火山活動の報告があるが詳細不明.
海神海丘
概位24°33.6'N 141°19.5'E 海図 - 海の基本図 -
硫黄島の南方20kmに海神海丘(24°33.6'N,141°19.5'E,水深198m,粗面岩質安山岩)がある.海神海丘と推定される位置から火山活動の報告があるが詳細不明.

日本火山学会発行第四紀火山カタログより 火山名が完全に一致する場合のみ表示
火山名 別名 概要 火山地形 年代
海神南の場 1938 硫黄流出?
硫黄島 中硫黄島 溶岩+降下テフラ SC+Ca(直径10km) 1889または1890年 蒸気噴火
1922.7 水蒸気爆発
1935 水蒸気爆発
1944.12 水蒸気爆発
1957.3.28 水蒸気爆発
1967.12.23 水蒸気爆発
1968.6.20 小爆発
1969.1.8 噴気 1.12 小爆発 11月または12月 金剛岩小爆発
1975.11 泥噴出
1976.1 熱泥水噴出
1978.12.11 爆発音
1980.3.13 爆発音
1982.3.9~10 少なくとも5回の噴火
1982.11.28 少なくとも2回の爆発
1982.12 南海岸沖に変色水域 
火山地形略記号の説明
LF:溶岩流 PC:火砕丘 Ca:カルデラ SC:成層火山(急斜面) SL:成層火山(緩斜面) LC:溶岩丘 LD:溶岩ドーム Ma:マール PF:火砕流台地 MK:火山岩頚 RP:火山性裾野・扇状地

有史以来の概略活動記録

日本周辺海域火山通覧及び海域火山データベース活動記録より抜粋
火山名 年月日 活動記録
硫黄島 1922年(大正11年)7月 西海岸付近で水蒸気爆発.
硫黄島付近 1938年(昭和13年) 硫黄湧出(海神海丘か).
硫黄島 1967年(昭和42年)12月 西海岸で水蒸気爆発.
海勢西ノ場 1974年(昭和49年) 海勢西ノ場で海底火山の活動らしきものの報告.
硫黄島 1980年(昭和55年)3月 北の鼻で泥噴火.
硫黄島 1982年(昭和57年)3月 井土ケ浜中央部で小爆発.
硫黄島 1994年(平成6年)8月 馬の背(千鳥温泉跡)で高さ200mの白色噴煙.
硫黄島 1999年(平成11年) 阿蘇台で小規模な水蒸気爆発.
硫黄島 2001年(平成13年)9,10月 9月21日硫黄島南岸の翁浜沖合い150m付近2箇所で海底水蒸気爆発.10月19日には北西側の井戸ヶ浜で水蒸気爆発.
硫黄島 2004年(平成16年)6月 6月6,8日阿蘇台陥没孔でごく小規模な水蒸気爆発.
硫黄島 2012年(平成24年)2月 島西部の旧火口(ミリオンダラーホール)でごく小規模な水蒸気爆発.

画像コンテンツ

掲載している資料は、出典を明記してご利用ください.
海底地形図 鳥瞰図1 鳥瞰図2 地質構造図 地磁気異常図

活動写真

海上保安庁撮影の写真は出典を明記してご利用ください.海上保安庁以外の機関等により撮影された写真の無断転載を禁じます.
ファイルサイズの大きい画像ファイルは、“右クリック”+“対象をファイルに保存” でご利用下さい。
硫黄島
2015/ 8/17
13:47

北ノ鼻付近の噴火口跡
海上保安庁 撮影
Large [1.58MB]
説明図 [148kB]
2015/ 8/17
13:42

北ノ鼻付近
海上保安庁 撮影
Large [1.73MB]
説明図 [168kB]
2015/ 8/17
13:38

北ノ鼻付近
海上保安庁 撮影
Large [1.55MB]
説明図 [176kB]
2015/ 8/17
13:47

北ノ鼻付近の噴気帯
海上保安庁 撮影
Large [1.28MB]
説明図 [116kB]
2015/ 8/17
13:47

北ノ鼻付近の噴気帯の南の噴気
海上保安庁 撮影
Large [1.31MB]
説明図 [120kB]
2015/ 8/17
13:40

摺鉢山~神山海岸の変色水域
海上保安庁 撮影
Large [1.31MB]
説明図 [101kB]
2015/ 8/17
13:37

日出浜~北ノ鼻の変色水域
海上保安庁 撮影
Large [1.17MB]
説明図 [100kB]
2015/ 8/17
13:43

漂流木海岸の変色水域
海上保安庁 撮影
Large [1.24MB]
説明図 [99kB]
2015/ 8/17
13:35

千鳥ヶ浜の変色水域
海上保安庁 撮影
Large [1.19MB]
説明図 [79kB]
2015/ 8/17
13:46

翁浜の青白色の変色水域
海上保安庁 撮影
Large [1.54MB]
説明図 [129kB]
2015/ 8/17
13:46

翁浜の青白色の変色水域
海上保安庁 撮影
Large [1.52MB]
説明図 [133kB]
2015/ 8/17
13:46

神山海岸の青白色の変色水域
海上保安庁 撮影
Large [1.65MB]
説明図 [149kB]
2012/ 8/23
13:01-13:29

為八海岸付近
海上保安庁 撮影
2012/ 5/16
14:00-14:20

北の鼻付近
第三管区海上保安本部 撮影
2012/ 3/ 9
13:06-13:17

井戸ヶ浜付近
海上保安庁 撮影 撮影
2011/11/16
10:40-11:31

摺鉢山火口
海上保安庁 撮影 撮影
2011/ 2/08
11:59頃

阿蘇台陥没孔から白色噴気
海上保安庁 撮影 撮影
2010/ 9/29
11:15-11:50

千鳥ヶ浜付近で濃褐色の変色水
海上保安庁 撮影 撮影
2009/12/24
14:35-14:50

馬の背岩付近に濃い乳白色の変色水
海上保安庁 撮影
2008/ 7/20
15:14

馬の背岩付近に濃い乳白色の変色水
海上保安庁 撮影
2007/ 1/23


井戸が浜付近の変色水
海上保安庁 撮影
2005/ 3/ 9
10:05-10:49

島の北岸、北の鼻付近の変色水
海上保安庁 撮影
2003/11/ 5
10:30

島の南東側の変色水
海上保安庁 撮影
2003/11/ 5
10:30

島の南東側の変色水
海上保安庁 撮影

写真

海上保安庁撮影の写真は出典を明記してご利用ください.海上保安庁以外の機関等により撮影された写真の無断転載を禁じます.
摺鉢山
1995/ 7/17 14:49:49
海上保安庁 撮影

動画

海上保安庁撮影の動画は出典を明記してご利用ください.海上保安庁以外の機関等により撮影された動画の無断転載を禁じます.
翁浜の海底噴火 翁浜付近の変色水
2001/ 9/21

海上保安庁 撮影
2001/ 9/21

海上保安庁 撮影

「硫黄島」活動記録

▼ クリックで開閉

「海勢西ノ場」活動記録

▼ クリックで開閉

鳥瞰図および平面図作成に使用したデータのうち、陸域部分のデータについては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである.(承認番号 平15総使、第159号)