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海域火山データベース

福徳岡ノ場
Fukutoku-Oka-no-Ba
最終更新日 2020.5.20

位置

緯度 経度 水深 点名 出典
24° 17.1'N 141° 28.9'E -25m 福徳岡ノ場(最浅部) 2010年3月 海上保安庁測量 世界測地系

火山の概要
日本周辺海域火山通覧より

北福徳カルデラ(福徳岡ノ場)
概位24°17'N 141°28'E 海図W50 W86 海の基本図65603 65603-s
北福徳カルデラは北福徳堆の南東に位置する16km×10kmのカルデラであり,その南半部に福徳岡ノ場他の中央火口丘の活動により新たな山体が成長しつつある.カルデラ縁上には北福徳堆の高まりの中の1つや南硫黄島が成長しており,北福徳カルデラの活動はこれらの火山の活動よりも古いことを示している.中央火口丘である福徳岡ノ場(最浅水深22m)ではしばしば海底火山活動がみられ,これまで3回新島を形成したがいずれも海没した.主に安山岩(SiO2 61%)から成る.2010年(平成22年)3月1~4日の海底地形調査の結果,福徳岡ノ場山頂部は1.5km×1kmの北東―南東方向に伸びた楕円形を有しており,頂部の北側には2005年及び2010年の噴火で形成された直径約200m,深さ約30m の複数の火口が600m に渡り連なっていることが明らかになった.
福徳海山(福徳南ノ場)
概位24°03'N,141°37'E 海図W86 海の基本図65603 65603-s
頂部水深201m,カンラン石斜方輝石玄武岩.

日本火山学会発行第四紀火山カタログより 火山名が完全に一致する場合のみ表示
火山名 別名 概要 年代
福徳岡ノ場 新硫黄島 溶岩+降下テフラ 1904年11月14日より海底噴火.12月5日新島形成確認
1905年6月海没,
1914年 海底噴火により新島形成
1916年新島消滅
1986年1月20日新島形成3月26日海没
1987年7月軽石放出
1988年12月水深14.6m
1972年以来常時変色水域
火山地形略記号の説明
LF:溶岩流 PC:火砕丘 Ca:カルデラ SC:成層火山(急斜面) SL:成層火山(緩斜面) LC:溶岩丘 LD:溶岩ドーム Ma:マール PF:火砕流台地 MK:火山岩頚 RP:火山性裾野・扇状地

有史以来の概略活動記録

日本周辺海域火山通覧及び海域火山データベース活動記録より抜粋
火山名 年月日 活動記録
南硫黄島付近
(福徳岡ノ場)
1904~1905年(明治37~38年) 海底噴火により新島出没.11月14日爆発音.28日噴煙と水蒸気. 12月5日新島生成を発見,高さ145m,周囲約4.5km,面積7,936a,ほぼ円形. 1905年6月16日新島は高さ2.5~3mに減少.やがて礁に変化.1911年には礁の深さは426mになっていた.
南硫黄島付近
(福徳岡ノ場)
1914年(大正3年) 海底噴火による新島形成.1月23日大噴煙,溶岩流出. 1月25日高さ300m,周囲11.8km,面積9,075aの新島出現. 2月12日新島各所で決壊,高さ117m,長径0.7マイル,短径0.5マイル.
1916年6月29日新島は消滅していた.
南硫黄島付近
(福徳岡ノ場)
1976年(昭和51年)3月21日 最浅部約25m.
南硫黄島付近
(福徳岡ノ場)
1979年(昭和54年)3月27日 山頂部の水深約40m.
南硫黄島付近
(福徳岡ノ場)
1986年(昭和61年) 海底噴火による新島形成.1月18日噴火活動海面上に達する.
1月20日新島の形成.新島での噴火活動は極めて短期間(3日間)で海面上への溶岩の噴出はなかった.
3月26日新島海没.1月採取の軽石SiO2 57~59%,Na2O 6.2~6.3%,K2O 4.2~4.5%.
南硫黄島付近
(福徳岡ノ場)
1987年(昭和62年)7月 軽石放出.
南硫黄島付近
(福徳岡ノ場)
1988年(昭和63年)12月 頂部水深14.6mを測得.
南硫黄島付近
(福徳岡ノ場)
1991年(平成3年)6~7月 離島の海の基本図測量.頂部の地形は900×1,200mの楕円形,台地状の地形.頂部水深14.6m変わらず.
南硫黄島付近
(福徳岡ノ場)
1996年(平成8年)4月 濃変色水.
南硫黄島付近
(福徳岡ノ場)
2005年(平成17年) 7月 海底噴火により、7月2日100m以上の水柱を視認。また、夜間に海中に火花らしきものあり。 7月3日多数の黒っぽい岩塊が水蒸気を発しながら海面上を浮遊。周辺にはオレンジがかった茶色の長さ約1,000mの変色水域。 7月4日黒っぽい岩塊は無し。多量の白っぽい緑色の変色水。
南硫黄島付近
(福徳岡ノ場)
2010年(平成22年) 2月 2月3日07:45頃に白煙、14:30に海底噴火による噴煙、小規模のコックステールジェット、濃黄褐色、茶褐色、褐色、緑色、乳白色の変色水及び浮遊物を視認した。

画像コンテンツ

掲載している資料は、出典を明記してご利用ください.
海底地形図 鳥瞰図1 鳥瞰図2 地質構造図 全磁力異常図 磁化強度分布図
フリーエア重力異常図 ブーゲー重力異常図 海底音響画像図 音響基盤深度図 地震波探査測線図 地震波速度構造図

火山活動写真

海上保安庁撮影の写真は出典を明記してご利用ください.海上保安庁以外の機関等により撮影された写真の無断転載を禁じます.
福徳岡ノ場
2020/4/16 13:45-13:48

黄緑色の変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2020/4/4 13:52

湧出点付近から斑点状に白っぽい黄緑色の変色水
海上保安庁 撮影
2013/3/26 15:18-15:25

湧出点付近から幅約500m、長さ約1,500m程度の帯状の乳白色及び薄青色、薄緑色の変色水
海上保安庁 撮影
2013/3/8 11:00-12:27

湧出点付近から直径約1,000m程度の乳白色及び青色の変色水
海上自衛隊 撮影
2013/ 1/22 14:00頃

湧出点付近から乳白色の変色水.
第三管区海上保安本部 撮影
2012/11/11 10:54頃

湧出点付近から直径約1,000m程度の薄緑色の変色水.
海上自衛隊 撮影
2012/6/15 10:16頃

湧出点付近から約50m内の海域に僅かな薄青白色の変色水.
海上自衛隊 撮影
2012/6/13 14:52

湧出点付近から僅かな薄青白色の変色水.
第三管区海上保安本部 撮影
2012/5/11 13:58-14:03

湧出点付近から長直径約50~150mの楕円形で乳白色の変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2012/4/19 14:50-15:00

湧出点付近から直径約30mのほぼ円形状の乳白色の変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2012/3/9 13:26

湧出点付近から幅約50m、長さ約200m程度の濃乳白色及び薄青色の変色水
海上保安庁 撮影
2012/ 1/30 14:10-14:35

湧出点付近から北方向へ長さ300m、幅60mの薄緑色及び乳白色の変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2012/ 1/28 13:50

湧出点付近において、直径約150m程度の範囲で乳白色、黄緑色、薄青色の変色水.
第三管区海上保安本部 撮影
2012/ 1/27 14:00

湧出点付近において、直径約150m程度の範囲で乳白色、黄緑色の変色水.
第三管区海上保安本部 撮影
2011/4/12 11:32-12:00

湧出点付近から乳白色の変色水
海上自衛隊 撮影
2011/2/8 10:20-10:43

複数の湧出点付近から濃乳白色、青色、青白色、緑色の変色水
海上保安庁 撮影
2010/2/4 11:34

茶褐色及び薄緑色の変色水
海上自衛隊 撮影
2010/2/3 14:30

小規模なコックステールジェットが発生
第三管区海上保安本部 撮影
2008/6/25 14:13

湧出点付近(写真の真ん中あたり)から乳白色の変色水、それを取り囲むように黄褐色の変色水
海上自衛隊 撮影
2008/6/12 11:47

白色の筋状浮遊物
第三管区海上保安本部 撮影
2008/ 1/31 10:16-10:23

前画面の湧出点付近から変色水が南東方向に延びている。
第三管区海上保安本部 撮影
2008/ 1/19 10:18-10:20

直径約200mの湧出点付近の変色水が北西方向に数kmに延びている。
第三管区海上保安本部 撮影
2007/12/19 11:23

写真左側湧出点から東南東方向に流れる変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2007/12/18 14:08-14:21

湧出点から東南東方向に流れる変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2007/12/13 10:53-11:02

湧出点から東北東方向に流れる変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2007/10/26 10:28

湧出点付近
第三管区海上保安本部 撮影
2007/10/17 13:36

湧出痕を伴う乳白色の変色水
海上保安庁 撮影
2007/10/11 10:15-10:25

第三管区海上保安本部 撮影
2007/ 5/16 11:10-11:15

南西から撮影
第三管区海上保安本部 撮影
2007/ 4/25

湧出点付近
第三管区海上保安本部 撮影
2007/ 4/24

乳白色の変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2007/ 4/23

中心部が黄土色、周辺が乳白色の変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2007/ 1/23

湧出痕及び東に延びる乳白色の変色水
海上保安庁 撮影
2006/10/ 4 13:00-13:08

中心付近が黄土色、そこから帯状に延びる緑色の変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2006/ 8/25 13:05-13:29

中心付近が黄褐色、周辺が乳白色の変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2006/ 4/25

南側の白色浮遊物
第三管区海上保安本部 撮影
2005/10/ 3 13:37

変色水及び南硫黄島
第三管区海上保安本部 撮影
2005/ 9/15

変色水及び浮遊物
海上自衛隊 撮影
2005/ 9/11

薄い変色水及び南硫黄島
第三管区海上保安本部 撮影
2005/ 7/ 5 12:21

海底から湧出する変色水
海上保安庁 撮影
2005/ 7/ 5 12:21

変色水 北東から撮影.島は南硫黄島.
海上保安庁 撮影
2005/ 7/ 4 12:20-13:35

変色水と南硫黄島
海上保安庁 撮影
2005/ 7/ 4 12:20-13:35

変色水
海上保安庁 撮影
2005/ 7/ 3 11:10-12:50

変色水と白色噴煙及び南硫黄島
海上保安庁 撮影
2005/ 7/ 3 11:10-12:50

変色水と浮遊軽石から上がる水蒸気
海上保安庁 撮影
2005/ 7/ 3 11:10-12:50

変色水と白色噴煙
海上保安庁 撮影
2005/ 3/ 9 09:25-09:49

変色水
海上保安庁 撮影
2004/ 9/21

変色水
海上自衛隊 撮影
2004/ 9/21

>海上自衛隊 撮影
2004/ 9/ 4 13:25-13:35

変色水
海上保安庁 撮影
2004/ 1/26 13:45-14:05

湧出点から西北西に蛇行する変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2003/11/29 13:35-14:10

変色水
第三管区海上保安本部 撮影
2003/11/29 13:35-14:10

変色水の湧出点付近
第三管区海上保安本部 撮影
2003/11/ 5 09:00

変色水及び南硫黄島
海上保安庁 撮影
2003/11/ 5 09:00

変色水
海上保安庁 撮影
1986/ 1/21

火口の周辺に軽石が堆積し島を形成
海上自衛隊 撮影
1986/ 1/21

噴煙が上昇、内部から噴石が放出され、コックステール形状を呈している
海上保安庁 撮影
1986/ 1/20 15:00

マグマ水蒸気爆発により、コックステールジェットが噴出の連続写真
海上保安庁 撮影
1986/ 1/20 07:34

噴火状況の連続写真
1986/ 1/20 07:34

噴火状況
海上保安庁 撮影
1986/ 1/20

噴火活動中の福徳岡ノ場と南硫黄島
海上保安庁 撮影
1986/ 1/20

噴火によって浮き上がった軽石が海面を埋め尽くしている。遠方の島は南硫黄島
海上保安庁 撮影

南硫黄島
2019/ 1/29 14:50

島周囲の変色水
海上保安庁 撮影
2005/ 3/ 9 09:25-09:49

島の北岸の変色水
海上保安庁 撮影

動画

海上保安庁が撮影した写真は、出典を明記してご使用ください.海上保安庁以外の機関等で撮影された写真の無断転載を禁じます.
福徳岡ノ場
2005/ 7/ 5 12:15-13:00

海底から湧出する変色水
海上保安庁 撮影
2005/ 7/ 5 12:15-13:00

変色水.
海上保安庁 撮影
2005/ 7/ 4 12:25-13:35

変色水.
海上保安庁 撮影
2005/ 7/ 3 11:10-12:50

南硫黄島周辺に広がる変色水
海上保安庁 撮影
2005/ 7/ 3 11:10-12:50

白色噴煙と変色水。噴出点の南方から北方まで反時計回りに旋回・撮影.
海上保安庁 撮影
2005/7/3 11:10-12:50

変色水と泥のようなものが海底から湧出している。
海上保安庁 撮影
2005/7/3 11:10-12:50

泥状湧出物と変色水、南硫黄島
海上保安庁 撮影
1986/ 1/21 14:25

火山噴出物によって海水が熱せられ、水蒸気(白煙)となり、その中から噴煙が上昇、コックステール形状に変化.
海上自衛隊 撮影
1986/ 1/21

湧出点付近から幅約50m、長さ約200m程度の濃乳白色及び薄青色の変色水
海上保安庁 撮影
1986/ 1/20



海上保安庁 撮影

「福徳岡ノ場」活動記録

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「南硫黄島」活動記録

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鳥瞰図および平面図作成に使用したデータのうち、陸域部分のデータについては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである.(承認番号平15総使、第159号)