海底の動きを測る ~海底地殻変動観測~

観測の目的観測のしくみ文献データ

 GNSS-A海底地殻変動観測時系列データ

English page is here

GNSS-Aを用いて観測された海底の位置座標の時系列データです。
詳細についてはデータ論文 Yokota et al. (2018, Sci. Data) をご覧ください。
このページに掲載するデータは研究者向けのものとなります。

時系列データの利用にあたって

  • 本データには Creative Commons Attribution Non Commercial 4.0 International ライセンスが適用されます。
  • 論文等に利用される場合は、Yokota et al. (2018, Sci. Data) を引用してください
  • 観測データが増えると過去のデータも再解析されるため,データファイルのバージョンにご注意下さい。

  • データに関する注意点

  • 地震時変動や地震後変動の補正はしていません
  • 地心地球固定座標系・平面直交座標系それぞれのデータがあります.適切な座標系を選択してご使用ください
  • 偶発的な誤差要因による繰り返し測位の不確かさは、水平方向で概ね 1σ で 2-3 cm と経験的に見積もられていますが、海中の水温擾乱等による除去できない系統的な誤差により、それ以上のずれが生じることがあります
  • また、鉛直方向の不確かさは、水平方向とくらべ 2~3 倍程度悪化します
  • データの解析・分析手法は研究開発段階のため、今後の手法の改良により結果が変化することがあります
  • 2020年2月以前のデータは,国土地理院のGEONET F3解 (ITRF2005) に準拠した座標系で求めています。2020年2月以降は,ITRFの最新バージョンに準拠します。詳細は各データセットのReadmeをご確認ください

  • 一部の解析結果は国土地理院提供の電子基準点の1秒データ及びF3解を利用したものになります
  • 海底地殻変動観測の観測点配置

    公開データ

    地点名 地点名 地点名
    (1) KAMN (10) TOK2 (19) MRT1
    (2) KAMS (11) TOK3 (20) MRT2
    (3) MYGI (12) ZENW (21) MRT3
    (4) MYGW (13) KUM1 (22) TOS1
    (5) FUKU (14) KUM2 (23) TOS2
    (6) CHOS (15) KUM3 (24) ASZ1
    (7) BOSN (16) KUM4 (25) ASZ2
    (8) SAGA (17) SIOW (26) HYG1
    (9) TOK1 (18) SIO2 (27) HYG2


    最新のデータ 2023/11/10 *ITRF2020 準拠
    東北地震前の(1)-(6) 2017/03/31 *ITRF2005(F3解)準拠
    東北地震時の(1)-(6) 2017/03/31 *ITRF2005(F3解)準拠

    xyzデータのフォーマット

    地心地球固定座標系(X, Y, Z軸方向が正)で定義された値が書かれています。

    1行目    データのバージョン(日付)
    2行目    観測点,基準となる座標系
    3行目    各パラメータの説明
    4行目以降  観測開始日, X[m], Y[m], Z[m], 観測手法(A:-2002/07, B:-2008/04, C:2008/04-), 観測した船(K:海洋, M:明洋, S:昭洋, T:拓洋), 観測終了日

    enuデータのフォーマット

    接平面の直交座標系(東方、北方、上方が正)で定義された値が書かれています。

    1行目    データのバージョン(日付)
    2行目    観測点,基準となる座標系
    3行目    平面直交座標系の原点(緯度, 経度, 楕円体高)
    4行目    最初の観測エポックにおける海底の基準点位置
    5行目以降  観測開始日, 東方[m], 北方[m], 上方[m], 観測手法, 観測した船, 観測終了日

    東北地震時のデータのフォーマット

    xyzデータ,enuデータのそれぞれの移動量は, ともに上記のフォーマットに即した値になっています。

    1-3行目    ヘッダー
    4行目    観測点名, 地震前の観測日, 観測した船, 地震後の観測日, 観測した船, その間の移動量