海氷の知識

海氷域の拡大・衰退
(オホーツク海)
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 海氷用語の解説
 海氷[Sea ice/かいひょう]
  海氷の生成と
発達過程
 海水が凍結してできた氷。海上にある氷の総称。
 その移動性あるいは生成場所によって定着氷と流氷又は沿岸結氷と流氷に分けられる。さらに、発達過程、形態等により細分類されている。
  海氷の密接度 
11.その他
  海氷用語の解説  氷厚
 海氷の厚さであって、平たんな海氷では問題ないが起伏のある海氷については、平均氷厚、最大氷厚などで表示することもある。特に起伏の多い海氷の場合は氷高で表わした方が良い。
 
 氷高

 海氷の海面上の高さで、氷厚と同様平坦な海氷では問題ないが、起伏のある海氷については、最大氷高のほか平均氷高で表示することがある。単に氷高といった場合は最大氷高の意である。
 
 港内結氷初日(こうないけっぴょうしょにち)

 港内で初めて新成氷が生じた日。
 
 港内結氷終日(こうないけっぴょうしゅうじつ)

 港内で定着氷、新成氷が見られた最後の日で、特殊な場所に乗り上げて残った氷塊などは考慮しない。
 
 沿岸結氷初日(えんがんけっぴょうしょにち)

 港内、港外を含めた沿岸で初めて新成氷が生じた日。
 
 沿岸結氷終日(えんがんけぴょうしゅうじつ)

 港内、港外を含めた沿岸で定着氷及び新成氷が見られた最後の日で、特殊な場所に乗り上げて残った氷塊などは考慮しない。
 
 流氷初日(りゅうひょうしょにち)

 視界内の海面に初めて流氷が見えた日。
 
 流氷終日(りゅうひょうしゅうじつ)

 視界内の海面で流氷が見えた最後の日。
 
 流氷接岸(りゅうひょうせつがん)

 流氷が海岸に漂着することで、沿岸結氷がなくなる程度に近づけばよい。密接した流氷域の接岸の程度により、完全接岸や部分接岸の用語等も使用される。また、初日や終日を付して部分接岸初日などということもある。
 
 海あけ(うみあけ)

 付近沿岸域の流氷が、氷量5以上から5以下となり、そのまま流氷終日 まで続く最初の日で、船舶航行開始の一つの目安とされている。
     1.発達過程
     2.浮氷の形態
     3.氷の量
     4.流氷の運動作用
     5.変形作用
     6.氷域中の海水面
     7.氷の表面の特徴
     8.融解過程
     9.大気中の現象
    10.海上航行に関係
    のある用語
    11.その他
     海氷の写真・動画
  海氷用語等につきましては、1970年に世界気象機構(WMO)によって刊行された流氷用語集に拠っています(気象庁海氷用語 測候時報第42巻第7号別冊(昭和50年7月)及び気象庁海洋観測指針)。