海氷の知識

海氷域の拡大・衰退
(オホーツク海)
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 海氷用語の解説
 海氷[Sea ice/かいひょう]
  海氷の生成と
発達過程
 海水が凍結してできた氷。海上にある氷の総称。
 その移動性あるいは生成場所によって定着氷と流氷又は沿岸結氷と流氷に分けられる。さらに、発達過程、形態等により細分類されている。
  海氷の密接度 
5.変形作用 [Deformation processes]
  海氷用語の解説  破砕 [Fracturing]
 圧迫作用により氷は常に変形し、裂け目が生ずる。最密氷域、全密接氷域、凍結密氷域などに起こる破壊を記述するのにもっとも一般的に使用される。
 
 氷丘化 [Hummocking]

 圧迫作用によって海氷が氷丘になることで、その過程で氷盤が回転する場合“ねじれる(Screwing)“と呼ばれる。
 
 氷脈化 [Ridging]

 海氷が氷脈を作るような圧迫作用。
 
 のしあがり [Rafting]

 圧力を受けて氷塊が互いに重なり合うことをいい、新成氷や板状軟氷においてもっとも普通に見られる。
 ・ゆび状のしあがり [Finger rafting]
  積載過程の形で、互いに組み合い押し合って形成される。氷盤が上になったり下に
  なったりしてゆび状の氷片が組み合った状態で、通常、ニラス、薄い板状軟氷で
  できる。
 
 風化 [Weathering]

 氷の表面の起伏をしだいに平らにしてゆくような作用。
     1.発達過程
     2.浮氷の形態
     3.氷の量
     4.流氷の運動作用
     5.変形作用
     6.氷域中の海水面
     7.氷の表面の特徴
     8.融解過程
     9.大気中の現象
    10.海上航行に関係
    のある用語
    11.その他
     海氷の写真・動画
  海氷用語等につきましては、1970年に世界気象機構(WMO)によって刊行された流氷用語集に拠っています(気象庁海氷用語 測候時報第42巻第7号別冊(昭和50年7月)及び気象庁海洋観測指針)。