海氷域の拡大・衰退 (オホーツク海) |
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海氷用語の解説 海氷[Sea ice/かいひょう] |
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海氷の生成と 発達過程 |
海水が凍結してできた氷。海上にある氷の総称。 その移動性あるいは生成場所によって定着氷と流氷又は沿岸結氷と流氷に分けられる。さらに、発達過程、形態等により細分類されている。 |
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海氷の密接度 |
2.浮氷の形態 [Forms of floating ice] ( ) 内の英数字は、海氷の記号を表しています。 |
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海氷用語の解説 | 定着氷 [Fast ice/ていちゃくひょう] 【写真/Photo】 海岸に接して形成された定着している海氷で、その場の海水が凍結するか、流氷が海岸に固着して形成される。水位の変化で垂直な上下動が見られる。 ・初期沿岸氷 [Young coastal ice] ニラスや板状軟氷からなる定着氷の初期の段階で、その幅は海岸線から数mから 約200mまでに及ぶ。 ・氷脚 [Icefoot/ひょうきゃく] 海岸に沿って固着した狭く長い氷で、潮汐によって動かされることもなく、定着氷 が動き去った後も残っている部分。 ・いかり氷 [Anchor ice/いかりごおり] 氷の生成の過程に無関係に、海底に接触または固着している水中の氷。 ・座礁氷 [Grounded ice] 浅瀬に乗り上げた浮氷。 流氷 [Drift ice/りゅうひょう] 定着氷以外のすべての海氷域を含める広義の用語で、その形態や配置に関係しない。なお、英語では密接度が7/10以上の場合には、Drift iceの代わりに pack iceを用いてもよい。以前はPack iceがすべての密接度の流氷に用いられた。 はす葉氷 [Pancake ice/はすはごおり](P) 発達過程の「はす葉氷」を参照。 氷盤 [Floe/ひょうばん] (F) 直径が20m以上の比較的平らな海氷塊で、広さによって次のように分類される。 ・巨大氷盤 [Giant] (Fg) 直径10km以上。 ・巨氷盤 [Vast] (Fv) 直径2〜10km。 ・大氷盤 [Big/だいひょうばん] (Fb) 直径500m〜2km。 ・中氷盤 [Medium/ちゅうひょうばん] (Fm) 【写真/Photo】 直径100〜500m。 ・小氷盤 [Small/しょうひょうばん] (Fs) 【写真/Photo】 直径20〜100m。 板氷 [Ice cake/いたごおり] (Ck) 【写真/Photo】 直径が20mより小さい比較的平坦な海氷。 ・小板氷 [Small ice cake/しょういたごおり] (Cs) 【写真/Photo】 直径が2mより小さい板氷。 大氷岩 [Floeberg/だいひょうがん] (Fl) 【写真/Photo】 一つの氷丘またはいくつかの氷丘が凍りついてできた大きな海氷塊で、周囲の海氷とかけ離れている。海面上5m以下の高さで浮いている。 砕け氷 [Brash ice/くだけごおり] (Br) 【写真/Photo】 直径2m以下の氷片で、様々な形に砕けた浮氷の集まっているもの。 |
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1.発達過程 | ||||||
2.浮氷の形態 | ||||||
3.氷の量 | ||||||
4.流氷の運動作用 | ||||||
5.変形作用 | ||||||
6.氷域中の海水面 | ||||||
7.氷の表面の特徴 | ||||||
8.融解過程 | ||||||
9.大気中の現象 | ||||||
10.海上航行に関係 のある用語 |
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11.その他 | ||||||
海氷の写真・動画 | ||||||
海氷用語等につきましては、1970年に世界気象機構(WMO)によって刊行された流氷用語集に拠っています(気象庁海氷用語 測候時報第42巻第7号別冊(昭和50年7月)及び気象庁海洋観測指針)。 | ||||||
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