海氷の知識

海氷域の拡大・衰退
(オホーツク海)
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 海氷用語の解説
 海氷[Sea ice/かいひょう]
  海氷の生成と
発達過程
 海水が凍結してできた氷。海上にある氷の総称。
 その移動性あるいは生成場所によって定着氷と流氷又は沿岸結氷と流氷に分けられる。さらに、発達過程、形態等により細分類されている。
  海氷の密接度 
7.氷の表面の特徴 [Ice-sureface feature] ( ) 内の英数字は、海氷の記号を表しています。
  海氷用語の解説  平たん氷 [Lebel ice] (L)  【写真/Photo】
 変形を受けていない海氷。
 
 変形氷 [Deformed ice] (H) 【写真/Photo】
 互いに押し合い、所によっては押し上げ又は押し下げられたりしている氷の総称で、いかだ氷、氷脈氷、氷丘氷に分けられる。
 ・いかだ氷 [rafted ice] (H0)
  氷塊が互いに重なり合っている変形氷の一種。
  ・ゆび状いかだ氷 [Finger rafted ice] (H1)
   いかだ氷の一種で、交互に他の氷の上になったり下になったりしてゆび状に
   突き出した氷盤。
 ・氷脈 [Ridge] (H1)
  圧力を受けて作られ、壊れた氷の山脈状あるいは壁状の部分で、新しいものと
  風化したものとがある。圧迫によって押し下げられた氷脈の下の水中の部分は
   “りゅう骨氷(Ice keel)“という。
  ・新氷脈 [New ridge]
   新しくできた氷脈。鋭い峯で斜面の傾斜は普通40°。
   氷片は低高度での空中から見られる。
  ・風化氷脈 [Weathered ridge]
   頂上が少しまるくなって、斜面の傾斜が普通30〜40°の氷脈。
   個々の氷塊は見分けられない。
  ・最風化氷脈 [Very weathered ridge]
   頂上が非常にまるみをおびていて、斜面の傾斜は通常20〜30°の氷脈。
  ・老氷脈 [Aged ridge]
   相当に風化した氷脈。峯はゆるやかに起伏している。
  ・凍結氷脈 [Consolidated ridge]
   土台の部分が互いに凍りついている氷丘。
  ・氷脈氷 [Ridged ice]
   同じような特徴をもった氷脈氷が大量にある区域。

 ・氷丘 [Hummock] (H2)
  圧力によって押し上げられ壊された氷の丘で、新しいものと古いものとがある。
  圧力によって下方に押しつけられ、氷丘の下で壊された氷塊の水中の部分を
   “さかさ氷丘 (Bummock)“ という。
  ・氷丘氷 [Hummocked ice]
   氷片が互いに不規則に積み重なった起伏のある海氷で、風化されるとなだらか
   な丘陵状になる。
 
 直立氷盤 [Standing floe]
 垂直あるいは傾斜して立っている単独の氷盤で、比較的平らな氷で囲まれている。
 
 氷衝角 [Ram]
 氷盤から氷面下に張り出した氷の部分で、通常、それらの氷の水面上の部分のはげしい融解や侵食によってできる。
 
 はだか氷 [Bare ice]
 積雪のない氷。
 
 冠雪氷 [Snow-covered ice] 【写真/Photo】
 雪をかぶった氷。
 サスツルギ [Sastrugi]
  風食や堆積により雪面に生じた鋭い不規則な起伏。動きやすい浮氷上ではその
  起伏はそれが作られた期間の主風向に平行な峯をつくる。
 吹きだまり [Snowdrift]
  風で吹き飛ばされた雪が障害物の風下にたまったり、また風のうずで積み上げ
  られたもの。両端が風下方向に向いた三日月形の吹きだまりは “スノーバルカン
   (snow barchan)“として知られる。
     1.発達過程
     2.浮氷の形態
     3.氷の量
     4.流氷の運動作用
     5.変形作用
     6.氷域中の海水面
     7.氷の表面の特徴
     8.融解過程
     9.大気中の現象
    10.海上航行に関係
    のある用語
    11.その他
     海氷の写真・動画
  海氷用語等につきましては、1970年に世界気象機構(WMO)によって刊行された流氷用語集に拠っています(気象庁海氷用語 測候時報第42巻第7号別冊(昭和50年7月)及び気象庁海洋観測指針)。